印象に残るハードヒッター1

このカテゴリーはサイトからの引継ぎなのですが、ビデオなどで試合の映像を観て、強いインパクトを与えられたハードヒッターにフォーカスするものです。気が向いた時にボチボチという感じで。


1回目は往年のライト級名王者カルロス・オルティスを取り上げます。
この選手のことは子供の頃から知ってましたが、試合の映像を実際に見たことがなかったせいもあり強打者のイメージはなかったです。
1962年に来日していて、高山一夫と小坂輝男を一蹴していて日本のオールドファンには馴染み深いようです。
初めてオルティスの映像を見たのは20年くらい前でしたが、イメージとかなりギャップがあったため結構衝撃を受けたのを憶えています。
「こんなにパンチがあったんだ、オルティスって」
子供の頃はどうしても戦績によって先入観を植え付けられる傾向があって、50%を下回るKO率のためその数字を確認して自動的に、
「ハードヒッターではない」
と刷り込まれたんだと思います。
大人になって試合のビデオを見て評価が覆ったということです。
しかもルックスがねー、どうにも野暮ったいのですわ。
僕がボクシング小僧だった当時、すでに昔の選手でしたし、好奇心をかき立てる要素に乏しかったという感じです。
ただ、同じクラスのレジェンドであるデュランやアルゲリョに見劣りしない実力を備えていますし、あるいはオルティスの方がパンチはあるかもしれません。
戦績、KO率でパンチ力を判断してはいけないのです。実際に試合を観ないとね。

http://boxrec.com/media/index.php?title=Human:8387
ここの写真はカッコいいけどね(笑)

有名どころとの対戦としては、
フラッシュ・エロルデ(比国)に1戦1勝
デュリオ・ロイ(イタリア)に1勝2敗
ジョー・ブラウン(米国)に1戦1勝
イスマエル・ラグナ(パナマ)に2勝1敗
ニコリノ・ローチェ(アルゼンチン)に1戦1分
シュガー・ラモス(キューバ)に2戦2勝
ケン・ブキャナン(イギリス)に1戦1敗

この辺の絡みはマニア心を擽りますね。
そのうち個別に観戦記を書きたいですね。映像が観れれば...