川で使えるプラグ1

オフシーズンということもあり釣りネタを全然やっていなかったので久々に。
僕は長いこと川のスズキ釣りをやっておりまして、
それなりのキャリアを持っております。
ルアーでスズキを狙うという遊びに嵌ったまま抜け出せない人なんです。


近所の川をホームグランドにしてシーズン中は3日と空けずにお魚探しを
しておりますが冬は魚影が極端に薄くなるのでフィールドに出なくなります。
ただ川は毎日のように見ております。
そして、アユが遡上を始める頃になると俄に胸騒ぎが始まる感じですね。
川というフィールドはいろいろなタイプ、シチュエーションがあるため
一言「川」でカテゴライズするのは無理があります。
アユが遡上する中規模(全長50km程度)の川で変化に富んだ地形を有し中州、
チャラ瀬、ガンガン瀬、が混在する、つまり護岸でがっちり固められていない
自然のままの部分が多く残されているような川。
こんなフィールドのことを指しています。
幸いこの定義に当てはまるホームグランドが近所にあるため、
スズキ釣りをする環境には恵まれています。
とは言え沢山釣れるわけではなく、
むしろいろいろな意味で釣るのが難しいフィールドだと思っています。
アユに付いているスズキというのは一般的にサイズが良いですし、
釣味に溢れた愛すべきターゲットなのですが、いかんせん魚影が薄い。
そんなスズキを狙うために使うプラグに求めるものは、使いやすさです。
僕が現場で求めている機能を発揮するかどうか。
ただそれだけですね。
魚力はそこそこあればいいです。
大事なのはアプローチであり、アングラーの意図どおりに働いてくれれば、
それは良いプラグと評価します。
そしてアプローチの精度が上がれば上がるほど、
プラグのボリュームを大きくすることが可能になります。
スズキ釣りというのは答えが沢山ある釣りなので誰でも楽しめるのですが、
シチュエーションごとの模範解答、つまり100点を付けられる回答があるんです。
それを手数をかけずにスムーズに出すことが出来れば
現実離れした巨大なプラグでもスズキは釣れます。
ど真ん中の回答に近づけば近づくほどルアーフィッシング本来の醍醐味を
味合うことが出来るということです。
僕がやっているレイティングは、模範解答をどれだけ見つけることができたかを
自己確認するためのもの。
サイズとか数では評価できない要素がルアーフィッシングにはあるのです。
だから疑似餌を使うんですよ。
K2F142
K−TENブランドの正統な進化系であるこのプラグは、
ヒラスズキをメインターゲットにしていますので地磯で使いやすいような
機能を持っています。
つまり洗濯機状態のサラシの中でもターゲットにアピールできるように
流れの中でちゃんと動くし動かしやすいアクション付けになってます。
緩流域で使うことはあまり想定していないと思いますし、
そういう意味では「川」で使いやすいプラグなのです。
スペックは142mm、26.5g。
この程度のボリュームで使いづらいと思うようでは
川のスズキ釣りは上手くなりません。
さすがにチャラ瀬では使えませんが、中途半端に潜りますので、
それが有効なシチュエーション
(オープンウォーターでの時合待ちのような)で使っています。
レイティングが3Pしかないので使用頻度は減ってはいますが、
それだけ釣りやすいということです。