ジョー・メデル vs ファイティング原田

<フライ級10回戦 ジョー・メデル vs ファイティング原田 1963/9/26>

かつて日本のボクシングファンに最も愛された外国人ボクサーであるジョー・メデル。
「ロープ際の魔術師」のニックネームは下がりながら(ロープを背にしながら)のカウンターで当時の日本の一線級をことごとく倒したことから尊敬の念を込めて付けられたそう。
メデルの試合は原田戦とエデル・ジョフレ戦を観ているのみですが、カウンターパンチャーの印象は原田戦から感じるだけですね。


原田がラッシャーなのでカウンターで迎え撃つという戦略を取っただけなのではないでしょうか。
むしろインサイドから打ち込むショート連打のシャープさと的中率の高さに目を奪われます。
決してカウンター狙いのリアクションボクシングではないですね。
パンチの見切りの良さ、小さな防御動作でかわすスキルが素晴らしい。
攻防が理想的に連動しているのでカウンター気味にパンチがヒットするんですね。
ジョー・メデルを見ているとファン・マヌエル・マルケスとイメージが少しダブります。
二人に共通しているのは打ち合いの強さ。
相手の攻撃を受け止めつつ隙を衝いてシャープなパンチを打ち込むスタイル。
マルケスの方がややアグレッシブな印象がありますが、二人とも攻略しにくいボクサーだと思います。
それはオフェンスに直結するディフェンスをするからでしょうね。

それにしても面白い試合ですわ。
何回観ても飽きないですもの。