パッキャオ‐マルケス計量

マニー・パッキャオ147ポンド、ファン・マヌエル・マルケス143ポンド。

パッキャオはブラッドリー戦と同じウェイトですね。
前回のマルケス戦は143ポンドでしたから1.8kg増。
マルケスは前回のパッキャオ戦が142ポンドですから0.45kg増。
マルケスはいい体を作っているようです。


アンダーカードにユリオルキス・ガンボアが登場しますが1年3ヶ月ぶりのリングです。
プロモーターに干されたんでしょうかブランク作ってしまいましたが久々の試合の出来が気になります。

明日は午前中から所用がありもしかしたら生観戦できないかもしれません。
海外のボクシングサイトをちょこちょこ見ているんですが、予想でマルケスを推す人が結構いるようですね。
前回の二人の対戦前は圧倒的にパッキャオ有利の空気でしたが、それはマルケスメイウェザー戦で完敗したことが影響していたように思います。今回はブラッドリーに敗戦したパッキャオの株価がやや落ちてしまっていることや前回の対戦がクロスファイトだったことからマルケスの地力が再評価されていることからマルケスを支持する予想に繋がっているのではないでしょうか。
パッキャオがもしコット戦やハットン戦くらいのコンディションレベルでリングに上がれば、マルケスを劣勢に追い込むことも可能でしょうが、多分それはないでしょう。
今までマルケスがパッキャオを捉えることができなかったのは結局パッキャオのフットワークに追従できていないからだと思います。決して追い足が速いわけではないマルケスはパッキャオの出入りに完全に付いていけないため上体が伸び上がった状態でパンチを振らされているから威力が半減してしまっていて効かせることができていないのでしょう。
マルケス本来のパンチの衝撃をパックマンに与えていないということです。
フットワークに関してはパッキャオに衰えはないと思いますので、足を鈍らせない限りマルケスはパッキャオを追い込むことは出来ずポイントになりにくいディフェンスやカウンターのスキルでジャッジにアピールせざるを得なくなるのではないでしょうか。つまり以前の試合と同じことを繰り返すだけということ。
パッキャオはあまりボディが強くないと思いますので足を止める意味でもボディにパンチを集めたいですね。今までの対戦以上に。ただボディ打ちの上手いマルガリートやコットもパッキャオのボディにほとんどパンチを打ち込めていないことから、難易度は高いのでしょうね。中間距離で狙うにしてもクロスレンジで狙うにしてもパッキャオのオフェンスの脅威にさらされるわけですからボディを叩くためにはリスクを犯さなければならないわけです。
たたマルケスはアッパーの使い手ですし、バリエーションを工夫したコンビネーションで上手くパッキャオのボディを攻めることができれば面白いですね。

試合後両者の顔がボコボコに腫れているような打撃戦を今回は期待したいです。
そうなったら最後にレフェリーが上げるのは多分マルケスの手のような気がします。
打ち合いはディフェンスの上手い者が制するものですから。