ゲンナディ・ゴロフキン

年末に日本人絡みのメジャータイトルマッチをセットで組むのが定着している感がありますが昨年末もテンコ盛りでしたね。
今回、印象に残ったのは内山高志の試合ですかね。
対戦相手の質が一番高かったように思います。


もし内山がガンボアとの対戦を望み積極的なマッチメークを仕掛けていくのであれば、ただ試合をするというだけでなく勝ち目のあるスタイルを身につけるべきだと思います。
つまりもっとテンポアップして欲しいということ。
それと上体が突っ立ったままオフェンスしているのでパンチが当たっている時や相対的に相手より攻撃力(パンチングパワー)で勝っている時は粗が出にくいですが、ガンボアクラスを相手にすると立場が逆転する可能性が高く、リスクマネジメントの必要性に迫られるでしょう。
結果的に受けに回りポイントを失いながらラウンドを重ねる破目になりがち。
こういうスタイルならガンボアといい勝負ができるのではないかという例としてゲンナディ・ゴロフキンを挙げたいと思います。
特別スピードがあるわけでもびっくりするようなハードヒッターというわけでもないですから日本人が真似することは可能だと思います。


vs.淵上誠。
サウスポーのボクサータイプを上手く攻略している例。
アプローチとしては、ジャブで追いかけるのではなく、相手のジャブをヘッドスリップで交わして距離を詰めています。
反射神経が特別鋭いという感じではないですが勘の良さ(予測能力の高さ)を感じますね。
攻防の連動性があり動きが滑らかです。無駄に力入っていないのがいい。
カザフスタンのホセ・ナポレスといったら褒めすぎでしょうか?
僕はこういうスタイルが大好きなもんでついつい過大評価に...