守り人シリーズその後


2週間前に「読んでまっせ」と取り上げた「精霊の守り人シリーズ」
精霊の守り人 → 闇の守り人 → 夢の守り人 → 神の守り人
と順調に?読み進めています。


飽きたら止めようと書きましたがなかなか飽きませんね。うん面白い。
主人公のキャラクターの魅力で引っ張れている感を持っていますが、骨格になるストーリーもよく出来ていて、かつディテールにも手抜きがない。
正直、大のオッサンが夢中になるほどのものだとは思いませんが、つまり受け付けない要素もあるにはあるのですが、キャラが立っていることでネガティブ要素が打ち消されているのかな。
まあ、ヒロインの女用心棒は完全無欠といってよい描き込みがなされており好感を持てない人は少ないでしょう。
作者は意図的にルックス的な魅力やセックスアピールを排除し、キャラクターの魅力だけにフォーカスするように持ってっているのがわかるんですね。
恋愛要素もほぼ描かれていない。
ヒロインバルサは女であって女でない、性別を超越したような感じでしょうかね。
ですからストーリーに締まりがあって情緒的な怠さを感じずに済むから先への興味を失わない。ファンタジーの魅力はそこなのかなと今回思いました。
もう一人のメインキャラである王子様中心のストーリー「旅人シリーズ」もあるのですが、そっちは読まないかもしれません。
やはりバルサのいないストーリーはいいかなって思ってしまう。

いよいよ最後の「天と地の守り人」もオーダーしました。
こんな感じでシリーズ一気読みしたのは学生時代の「麻雀放浪記」以来ですわ。
全部読み終わって気が向いたら感想を詳しく記したいと思います。


天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)

天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)