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 レイ・アーセルの教え子達3

BOXING ARCHIVES


キューバの鷹』ことキッド・ギャビランはウェルター級名王者として殿堂入りしています。
ウェルター級時代のシュガー・レイ・ロビンソンには2戦2敗ですが、いずれも接戦、つまり全盛期のロビンソンが苦戦しているわけですから実力は推して知るべし。


独特のロングレンジからのアッパー『ボロパンチ』が有名ですが、試合を観る限りそれほど使っている印象はありません。
ロングレンジから派手な大ぶりスイングでガンガン手数を出している試合が目立つのですが、本質的にはカウンターパンチャーなのではないでしょうか。
攻防一致のスタイルであることは間違いありません。
レイ・アーセルは前回取り上げたエザード・チャールズやロベルト・デュランもそうなのですが攻撃と防御の連動性が高いボクサーを教えるのが上手かったようです。


<キッド・ギャビラン vs.ウォルター・カティエ 1951-12-14 New York>

ダイジェストですがギャビランの素晴らしさが凝縮した試合です。
ギャビランのパンチはほとんどカウンター気味に当たっているのがわかります。
相手のパンチの見切りがいいですね。防御動作が小さいのでディフェンスしているように見えませんがちゃんとパンチをかわしてますからね。
ギャビランはホセ・ナポレスのアイドルだったそうですが、唯一無比に思えるナポレスの攻防一致スタイルの原型がもしかしたらギャビランなのかも。
パンチはナポレスの方がありますけどね。
ギャビランはキャリア30敗ですがKO負けはありません。ディフェンス力とタフネスを併せ持っていたのでしょうね。

http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=009014&cat=boxer