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エイドリアン・ブローナー vs.マルコス・マイダナ

BOXING FIGHT REVIEWS


Date: 2013-12-14
Where: Alamodome, San Antonio, Texas, USA
Division: welterweight (147 lbs, 66.7 kg)
Title: WBA World welterweight title

Adrien Broner (27-0-0, 22 KOs)
  vs
Marcos Maidana (34-3-0, 31 KOs)
Result:Marcos Maidana def. Adrien Broner (unanimous decision, 115-110, 116-109, 117-109)


WOWOWのオンデマンドでリアルタイム観戦。
試合結果だけニュースで知ったら多分驚いたと思いますが、
試合を全て観た後ではそれほどのインパクトはなかった。
やはりボクサーの力量を計る上でディフェンススキルというのは重要だというのが
この試合の当たり前すぎる感想。
まあ結局ブローナーのキャリアは圧勝した試合の積み重ねですから、
これまで相手のオフェンスを脅威に感じたことがほとんどないのでしょう。
出世が早くて異例な階級アップを実現してしまったこと、
対戦者の身体の大きさやパワーの変化を実感することがないままに
この試合に臨んでいたこと、
ラフなガードでオフェンシブに戦うリスクと客受けするスタイルを
実践するプロモーションメリットのバランスを意識すべき段階に
来ていたのではないかということ、
ブローナーは特別で無敵的なムードがそういった常識的なことを
全て覆い隠してしまったのでしょうか?
クロスゲームかと思いましたが、オフィシャルスコアは差がありました。
メイウェザースタイルというのは完璧に機能してなんぼであり、
今回のように相手につけ込まれると著しくジャッジの印象を悪くするのかな。
アンチセオリーの難しさを感じます。
WOWOWの解説でも指摘されていましたが、
ブローナーはウェルター級のハードヒッターのオフェンスを無力化するディフェンス力は
持ち合わせていない。
オフェンスとディフェンスのバランスというのは答えのない難しい問題。
同郷シンシナティのレジェンド、エザード・チャールズが
ミドル〜ライトヘビー〜ヘビーとクラスを上げていく過程で
攻防の連動性を維持しつつディフェンス力(リスクマネジメント意識も)を
磨いていったことなど参考になると思うのですが。
初黒星でブローナーがどう変わるのかに興味があります。
『攻撃的メイウェザースタイル』をやっているのはブローナーだけであり、
これってある意味実験的なサンプルなわけで、
直ぐに放棄するのは惜しいかな。
矛盾したこと言ってるのはわかってますが。