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 ゲンナディ・ゴロフキン vs.オスマヌ・アダマ

BOXING FIGHT REVIEWS


Date: 2014-02-01
Where: Salle des etoiles, Monte Carlo, Monaco
Division: middleweight (160 lbs, 72.6 kg)
Title: IBO and WBA World middleweight titles
Gennady Golovkin 28-0-0 (25KO)
  vs
Osumanu Adama 22-3-0 (16KO)
Result: Gennady Golovkin def. Osumanu Adama (TKO at 1:20, round 7)


ゴロフキンはこれでメジャータイトル10連続KO防衛。
しかもほとんどの試合が圧勝。そしてこの試合も。
次の試合も4月に組んでいるそうで、まあ実に働き者です。
このペースだともしかしたらウィルフレド・ゴメスの連続KO防衛記録の更新もあるかもしれません。
ボクシングファンからすれば、そんなことに執着していないと思いたいですが。
というのも試合が一方的過ぎて、ただゴロフキンの倒しっぷりを拝ませてもらっているだけの感が。
1つのメジャータイトル防衛戦に専念でいいのか?
それとも強過ぎて名前のある連中が近寄ってこないのか?
ゴロフキンの場合、オフェンス力が突出しているだけでなく優れたディフェンス力も備えてますからね。
打たせてませんものどの試合も。
ゴロフキンは一見べた足で足さばきがないように見えるんですけど、
相手の反撃に対しては細かくステップを踏んでポジションを変えています。
しかも必要最低限の動きに止めている。
すぐオフェンスに移行出来るように。
基本的には腰でよけるタイプ。
どういうことか?
所謂ボディワークなのですが、
スタンスをほとんど変えずに腰を起点にして、
上体を柔軟に曲げて相手のパンチの軌道から外れる動きを多用するということ。
アーチー・ムーアやジェームス・トニーとやや似てますね。
あるいは晩年のロベルト・デュラン
攻防の連動性に特徴のあるボクサーに共通している要素でもあります。
メイウェザーのように上体をへんなアングルにして相手の反撃をいなすのではなく、
よけて打つというのが前提のボディワークですね。
僕はそれが正解ど真ん中だと思うし、
体幹が強くて柔軟性があって勘が鈍くないのであればやるべきだなと。
単純に、一連のアクションに流れがあって美しいし。
ゴロフキンが観戦者にストレスを与えないのは攻防の連動性に優れているから。
ハードヒッターで倒しっぷりがいいことだけでカタルシスを与えているわけではない。
ただね、ゴロフキンを空回りさせるディフェンスの名手もきっといるはず。
僕はフェリックス・シュトルムとの試合を観てみたいですね。
いままでのようなイージーファイトにはならないと思いますよ。ゴロフキンにとって。

Gennady Golovkin TKO7 Osumanu Adama - Boxing.com