支流ラリー4週目②

 

僕の渓流釣りも大分変わってきた。

タックルを見直す時期に来ているのかもしれない。

昨シーズンまでは釣れないスズキ釣りの気晴らし程度に春にちょこっとやっていた程度だったが、釣りこむことで少しづつ面白さがわかってきた。

この釣りを始めてから一張羅として使い続けているB50ULはエントリークラスの価格設定だが良い意味でベイトフィネス文化に寄っていないため汎用性が高く使い減りしない優等生だと思う。

このロッドの何が結局良いのかなと考えた時、張りのあるブランクスをある程度のレングス(5フィート)にすることによりデメ(ラインリリースタイミング、スゥイートスポットの狭さ)がほぼ消えてメリット(ロッドワークしやすくプラグを踊らせやすい)が残る設定になっているということかなと。

多少バイトを弾いたりバラしやすかったりといったことはフックを工夫することや合わせのスキルを磨くことで解消されるから大きな問題ではない。

何より僕の好みに近い使用感なのだ。

バラしてばかりの頃はロッドを悪者にしていたが、ごめんなさい。m(._.)m

ただもっと操作性を上げたい。

もっとプラグを意のままに動かしたい。

キャストフィールはB50ULと同等で十分だが、より機敏にプラグ操作できる設定のロッドが欲しくなってきた。

そのため多少値が張っても良いかなとコスト意識が緩んでいる。

ハードルが相当上がっているので選択肢が限られる中でもし意中のものが見つかれば今後もっと渓流釣りが楽しくなりそうだ。

レングスは5フィートくらい(4フィート半クラスは小渓流などで投げやすいかもしれないが極端なファーストテーパーになりがちで僕のニーズに合わない)胴調子で張り強め、操作性重視のやや尖ったくらいのキャラが求めるものだ。

候補はあるのでもう少し調査してから決めたいと思う。

 

金曜日の後半の釣行のことを書き忘れていた。

朝行った支流は狙えるエリアが短く2時間程度で終了。

その後近隣のメジャー支流に移動した。

前回の釣行から1週間も経っていないが20cm up1匹釣ったら終わるのでサクッとやって帰ろうと。

 

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が、釣れるのはチビばかり。

 

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やはり瀬に付いている魚が多く、丁寧に探ればナンボでも釣れる。

 

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大きい個体は追ってくるだけで、チビが食ってしまう感じ。

 

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結構微妙な18cm~19cmが多くてシビれた。

 

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直ぐ止めるつもりがサイズが出ないのでズルズル。

別に数釣りしたかったわけではないのだが。

 

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この子も19cmとわずかに足りず、それで踏ん切りがつき諦めた。

ただF5での瀬釣りの練習には十分なったかな。

瀬でのCD3との使い分けはそれほど明確ではない。

タイトなプールを狙うときはCD3の方が良く、ある程度の距離(目立つ石5個分くらい)引いてくるときはF5の方が多少使いやすい。

CD3は止めても(移動させなくても)シャクると強烈にアピールするが、F5に同じことはできない。

F5はロッドワークを入れてヒラ打たせた方が魚を誘うが、CD3はただ引きが一番効果的。

その辺を踏まえて状況に応じて使い分けるが大きな差はないかな。

 

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三連荘釣行の最終日は本流の上流域に行った。

川名が変わるので支流扱いになり対象になる。

ホームリバー水系の中では最も有名な観光地であり渓相は素晴らしい。

普通に観光客が川辺まで散策しにくるので現場としての魅力に乏しいのか、あるいは放流量が少なく魚影が微妙なためか以外とアングラーは少なく、

そういう意味では穴場なのかもしれない。

僕も釣りやすいイメージを持っていなかった。

ただ水質は水系のどの支流よりも良く、高低差があるので流れは早くダイナミック、地形的にもバラエティに富んでいて遡行がメッチャ楽しい。

渓の中にいて気分は最高なのである。

釣れなくても楽しめるくらいにね。

ところが雨による増水の影響なのか低気圧の影響なのかノープレッシャーのためなのか、良く釣れた。

支流ラリーを始めてから一番楽しい釣りができた。

丸一日かけて遡行しても全域カバーできないほどボリュームのある現場なのでやりつくした感はないのだけど。

 

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この日の主役はCD3。

他のプラグを寄せ付けないほど現場にマッチしてた。

数釣りできたのはCD3あってこそと断言できるほどに。

 

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クリアーではあったが増水し流れの勢いが強かったため平常時以上にアマゴは緩流帯に陣取っていてエネルギーをためている状態だった。

だから緩流帯のエッジにどうプラグを運ぶかがキーで、感覚とタイミングを掴んでからは流れ作業、無限ループ、デジャブの繰り返し状態でバカみたいに釣れた。

答えのわかっているペーパーテストをやるようなもんで、頭を使わずに100点みたいな。

 

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こういう釣りが本当に楽しいのかと問われれば、

確かに飽きることは飽きる。

同じことの繰り返しではね。

ただ途中からはサイズ狙いをある程度意識してアプローチに微妙なズレを作ったので続けることが出来た。

それでもなかなかサイズが出なかったのだけど。

 

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緩流帯はタイニースポットが多いのでCD3が嵌るのである。

ポチャンと落としてシャクる。

これだけで嘘みたいに簡単に釣れる。

 

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タイニースポットでは決してプラグを引いてはダメなのだ。

シャクってやるだけで良い。

厳密には緩流帯のわずかに外側のそこよりやや流速のあるピンポイントに着水させて緩流帯に寄せていくアプローチになる。

もちろん1投勝負なのだが難しくはない。

 

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多分餌よりも釣れるメソッドだ。

大げさではない。

ただ平水時にはここまで上手く嵌らないだろう。

 

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18~19cmはポツポツ釣れるので逆にがっかりするだよね。

「あー、また僅かに足りない」の繰り返しがちょっと辛かった。

 

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こんなにイージーなことは滅多にないだろうから鼻血が出るまで釣りまくってやろうかとも思った。

 

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20cmを超えるような魚のチェイスもバラしもなかったので本当にノーチャンスだった。

「あの魚をバラしていなければ。」

という後悔なかったもの。

大きくならない理由があるのかな。

そんなことまで考えてしまった。

 

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18cm前後を10本くらい釣った。

普通は22cmとか混ざるんだけどね。 

 

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トータルの数は数えていないからわからない。

チビは掛かった瞬間わざとバラしてオートリリースしたりした。

 几帳面に全部ランディングしていたら40匹を超えていたと思う。

 

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この子は19.5cmで、ネットインした瞬間は、これで終われると思ったのだが。

綺麗で太っていていい魚だけどね。

20cm足らずの魚に必死にメジャー当てている自分がちょっと滑稽に思えた。

 

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一応撮った魚は全部アップする。

一期一会ではあるからね。

沢山釣れたからって雑に扱うつもりはない。

釣れないときはからっきしなんだから。

 

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すいません。見ている方は飽きるね。これで終わり。

さてこの現場次いつ来ようかな。