ショートレビュー クロフォード - ポストル

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Date: 2016-07-23

Where: MGM Grand, Las Vegas, Nevada, USA

Division: light welterweight (140 lbs, 63.5 kg)

Title: WBC and WBO World super lightweight titles

Result: Terence Crawford def. Viktor Postol (unanimous decision, 118-107, 118-107, 117-108) 

 

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マッチアップ:★★★★

スリル:★★★

スキル:★★★

印象度:★★★

 

 

半クラッチというMT車の運転技術のことは、AT車にしか乗らない人でも知っているだろう。

停車状態からMT車を発進する時には一旦この状態を経由しないと滑らかに走行させることができない。

がっちり噛み合っていない、中途半端なクラッチのつなぎ状態のことなのだが、

この試合のクロフォードのポストルへの対峙の仕方は言ってみればこの『半クラ』状態だ。

クラッチが完全に繋がった』と表現できる試合というのは、文字通り噛み合った試合のこと。

密度濃くお互いに手数を出し合い、避け合い、被弾もそれなりにあり、観客にとってエキサイティングなファイトのこと。

半クラッチ』と表現したのは、ズレきってはないということ。

ただし噛み合ってもない。

中途半端な状態をわざと作っている。

捌いているとも言えない。

ペースを取ることが目的ではなく、試合を決める(倒す)ことを中心に考えてはいる。

半クラで車を進める=

打たせずに(エンジンストールせずに)有効なオフェンスに繋げる

相手が懐が深くてリアクションの良いポストルということでそうなったのかな。

噛み合うと相当な強みを発揮するタイプであることはマティセ戦で明らか。 

 体格で勝るポストル相手にあえてロングレンジをキープしたのは正解かも。

 ポストルは踏み込みが鋭いわけではなく、中間距離での打ち合いでギャップを突いてくるのが上手いタイプ。

距離を取られると以外と何もできなかった。

ロングレンジからの出入りに徹することでポストルのオフェンスを機能させない。

まあ単純にゲームプラン通り戦ったということでしょう。

ワンサイドでしたが、ポストル相手にここまで慎重になる必要があったのか?

僕が勝手にハードル上げすぎただけかもしれませんが、もう少しオフェンシブなファイトを見せて欲しかった。

倒すかどうかではなく、今後に期待が持てるかどうかなんだけどね。

ポストル相手にこれだともっと強いのが相手なら?

ちょっと頭打ち感が見えてしまったのが残念。

期待の裏返しなのだが。 

サウスポースタンスに関しては完全に違和感なくなりましたね。

リスクマネジメット意識の高いときはサウスポーで戦う傾向。

僕はオーソドックススタンスの時のクロフォードの方が好きだけど。

 

本日の獲物。

 

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John Coltrane : The Believer

Tracklist

A. The Believer

B1. Nakatini Serenade

B2. Do I Love You Because You're Beautiful

Credits

Bass – Paul Chambers

Design – Don Schlitten

Drums – Art Taylor (tracks: B2), Louis Hayes

Liner Notes – Dan Morgenstern

Piano – Red Garland

Producer – Bob Weinstock

Recorded By – Rudy Van Gelder

Tenor Saxophone – John Coltrane

Trumpet – Donald Byrd, Freddie Hubbard (tracks: B2)

Notes

Recorded in January and December 1958  

 

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David Sanborn : inside

Tracklist

1. Corners (For Herbie) 4:50

2. Day Dreaming

 Lead Vocals – Cassandra Wilson 5:36

3. Trance 5:02

4. Brother Ray 5:57

5. Lisa 4:33

6. When I'm With You 4:58

7. Naked Moon 5:41

8. Cane 0:46

9. Ain't No Sunshine

 Lead Vocals – Sting 4:12

10. Miss You 5:56

Credits

Acoustic Guitar – Fareed Haque (tracks: 9)

Artwork By – Michael Wilson

Bass, Keyboards, Drums, Guitar, Electric Piano [Rhodes], Clarinet – Marcus Miller

Cello – Hank Roberts (tracks: 9)

Drums – Gene Lake (tracks: 4, 6, 10)

Electric Piano – Gil Goldstein (tracks: 10)

Engineer – Goh Hotoda, Malcolm Pollack

Guitar – Bill Frisell (tracks: 9), Dean Brown (tracks: 5)

Guitar [National Resaphonic] – Marvin Sewell (tracks: 2, 7)

Keyboards – David Isaac (tracks: 10)

Organ [Hammond B-3] – Ricky Peterson (tracks: 4)

Percussion – Don Alias (tracks: 1-7, 9)

Producer, Engineer – David Isaac, Marcus Miller

Saxophone [Alto] – David Sanborn

Saxophone [Baritone] – Ronnie Cuber (tracks: 4)

Saxophone [Tenor] – Lenny Pickett (tracks: 4), Michael Brecker (tracks: 1, 4)

Trumpet – Wallace Roney (tracks: 1)