20万PPVが成否のボーダーだと言われていましたからHBOとしては失敗興行だったのかも。
カザフスタン人対カナダ人ですからね。
一般のアメリカ人スポーツファンの感心はそれほどでもなかったようです。
日本も同様でしょうけど。
マッチアップの魅力、試合内容は必ずしも売り上げに反映されないボクシングビジネスの難しさを感じますね。
レベルの高いところでの話ですが。
どんなに試合がつまらなかろうがPPVを売りまくるメイウェザーJrが持て囃されるのもわかります。
やっぱり本人の属性というかストーリーが重要なのでしょうか、
メガマッチ成立のためには。
「ゴロフキンを買いかぶりすぎた」
HBOがそう判断すると、彼の今後のキャリアにも影響しそうです。
まあギャンブルではあったのですが、彼の全米知名度からすると。
コット-アルバレスがミドル級最強トーナメントセミファイナルみたいな位置付けですが勝者がゴロフキンと対戦するのかどうかちょっと怪しくなってきましたね。
ゴロフキンがそうだとは言い切れませんが、不人気で強いボクサーは冷遇されるという過去から延々続くボクシングビジネスの不条理を思い出してしまった次第です。
ハグラーやナポレスが無冠の帝王と言われてしまったのも(最終的にはタイトルホルダー人気ボクサーになりましたが)チャンスを貰えなかったからですから。
ゴロフキンがミドルウェイトで無敵ぶりを発揮すればするほどステイタスが逃げていくような嫌な予感がしています。