ショートレビュー リナレス-ミッチェル

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Date: 2015-05-30

Where: O2 Arena, London, United Kingdom

Division: lightweight (135 lbs, 61.2 kg)

Title: WBC World lightweight title

Jorge Linares 38-3-0 (25KO)

 vs

Kevin Mitchell 39-2-0 (29KO)

Result:  Jorge Linares def. Mitchell (TKO at 2:57, round 10) 

 

この日の興行のキャッチコピーが『Rule Britannia(統べよ、ブリタニア)』 ということでリングに上がる英国人が勝つのが前提みたいな、上から目線まるだし。

まあ、ケビン・ミッチェルも地元の声援とムードに乗ってタイトルを獲得すると思われていたのでしょう。

中盤まではダウンを奪ったこともあり大方その方向で進んでいて、テレビ解説のジム・ワットも楽観的なコメントと採点をしていました。

が、リナレスの地力はミッチェルサイドが想定していたレベルよりも上だったということ。

テキストブックファイターの強み。

正攻法に徹する強みを見せつけることになったのでした。

この日のミッチェルのボクシングは極道になりきれない半グレみたいな、肝の据わった凄みがなかった。

結果論かもしれませんが、いつものようにガードを下げてボディワーク全開でアタックした方がリナレスは嫌だったかもしれません。

邪道が正攻法を食ってしまう前提条件、それは思い切りの良さですよね。

リナレスのカウンターを警戒して攻防のバランスがミッチェルとしては中途半端になった分(それはある意味正しい判断ではあるのですが)怖さがなく、リナレスはペースを乱されなかった。

ラウンドが進むにつれてミッチェルがジリ貧になっていったのはそういうことなのでしょう。

この試合、あまりにも真面なボクシングをするリナレスの底力を見せてもらいました。

 

 

 

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