ショートレビュー ガルシア-リプネッツ

 

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Saturday 10, March 2018

Freeman Coliseum, San Antonio, Texas, USA

Commission Texas Combative Sports Program

Promoter Tom Brown (TGB Promotions)

Matchmaker John Beninati

Television USA Showtime  

 

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マッチアップ:★★★

スリル:★★

スキル:★★★

印象度:★★

  

 

ロシア語配信で観戦したのだけど、ネイティブスピーカーはリェプニェッツと発音していた。

ところでガルシアは今日勝ったことで4ディビジョンタイトルホルダーになったんだね。

フェザー、スーパーフェザー、ライト、そして今回のスーパーライトウェイトで4つ目。

年齢を確認すると、30歳か。

そういえば82年にアルゲリョがプライアーのタイトルに挑んだ時も30歳だった。

勝てばアルゲリョも4つ目だったのだが。

まあプライアーとリプニッツでは随分格が違うけどね。

Alexis Arguello-Aaron Pryor

イベントを確認すると、なんとロベルト・デュランが前座に出ている。

落ち目の時期だったとは言えアルゲリョの露払いとは。

「No Mas」やらかして、ベニテス戦ラング戦で連敗した後だから目一杯沈んでいた時。

ボブ・アラムに拾われてなんとか試合組んでもらったのかな。

そこからドラマチックにV字回復したのには本当に驚いたけど。

デュランもアルゲリョも全盛期をリアルタイムでみていたため、ロートルボクオタとしては思い入れ過剰でついつい余計なことを思い出すし書かずにはいられなくなる。

同じくリアルタイムでみているはずのマイキーくんが4つ目ゲットしてもなんの感慨もないというのに。

何なんだろうねこの違いは。

ただの懐古趣味?

昔は良かった的な。

否、そうではない 。

イベントの重さが違う。

マネーではなくステイタスの問題かな。

 

試合はというと、

マイキーくんはやっぱりというかいつものように無難に勝利した。

右の打ち方が相変わらず良い。

体は大きくないけど右肩を上げてから打ち下ろすようなフォームなのでウェイトが乗っているしコンタクトするアングルも良い。

見事なタイミングの左フックでダウンを奪ったし、文句の付けようのない勝利だ。

でもね、きっと10年後にはこの試合のことを忘れてしまっているだろう。