Date: 2015-09-12
Where: MGM Grand, Las Vegas, Nevada, USA
Division: welterweight (147 lbs, 66.7 kg)
Title: WBC and WBA Super World welterweighttitles
Floyd Mayweather Jr 48-0-0 (26KO)
vs
Andre Berto 30-3-0 (23KO)
Result: Floyd Mayweather Jr def. Andre Berto (unanimous decision, 117-111, 118-110, 120-108)
これが本当に最後ならご苦労様と言いたい。
また試合をするのなら、まあそれはそれ。
それにしても今回も倒せませんでしたな。
大方の予想通りというかこれまで通りのメイのパフォーマンスを見せつけられただけ。
この試合に限ったサムシングは無かった。
ディフェンス重視のスタイル、手数の少なさ、パンチングパワー不足、余計なスリル不要のメイにとってはこれらは短所ではないところがね。なんだか。
WOWOWの番組中、ゲストと解説者とのトークの中で、
メイウェザーが今のスタイルになった(なってしまった)理由として130ポンドからスタートし階級を上げていったメイにとってウェルターウェイトのトップレベルとは体力差があるから止むを得ない云々がありましたが、
それは違うのでは?
彼のスタイルはアマチュア時代から大して変わっていませんし、
要はゲームマネジメントの問題、パンチングパワーの問題、打ちにいけば自分も打たれるというボクシングの常識を無理やり靴返したスタイルを徹底的に磨くことのみに執着する姿勢の問題。
アンチも含めてファン(自分の試合に金を出す)だという傲慢。
そして主観のみのネガティブな意見を撥ね付けるパーフェストレコードへの拘り。
つまり体格的な問題ではなく保身が根本原因なのでは。
35 / 2005-11-19 / Sharmba Mitchell / WTKO / 170cm / 183cm
36 / 2006-4-8 / Zab Judah / WUD / 171cm / 183cm
37 / 2006-11-4 / Carlos Baldomir / WUD / 170cm / 173cm
38 / 2007-5-5 / Oscar De La Hoya / WSD / 179cm / 185cm
39 / 2007-12-8 / Ricky Hatton / WTKO / 171cm / 165cm
40 / 2009-9-19 / Juan Manuel Marquez / 170cm / 170cm
41 / 2010-5-1 / Shane Mosley / WUD / 174cm / 180cm
42 / 2011-9-17 / Victor Ortiz / WKO / 175cm / 178cm
43 / 2012-5-5 / Miguel Cotto / WUD / 170cm / 170cm
44 / 2013-5-4 / Robert Guerrero / WUD / 173cm / 178cm
45 / 2013-9-14 / Saul Alvarez / WMD / 175cm / 179cm
46 / 2014-5-3 / Marcos Rene Maidana / WMD / 170cm / 175cm
47 / 2014-9-13 / Marcos Rene Maidana / WUD
48 / 2015-5-2 / Manny Pacquiao / WUD / 169cm / 170cm
49 / 2015-9-12 / Andre Berto / WUD / 169cm / 174cm
( / date / opponent / result / height / reach )
Floyd Mayweather Jr height : 173cm reach : 183cm career start : 1996-10-11
ウェルターウェイト≦で行った35試合目以後をピックアップしました。
決して自分より大柄な相手ばかりと試合しているわけではない。
むしろメイより小柄な相手の方が多い。
メイに対して明らかに体格的なアドバンテージがあったのはデラホーヤだけ。
モズリー、オルティス、ゲレロ、アルバレスの4人はメイと同等の体格。
ミッチェル、ジュダー、バルドミール、ハットン、マルケス、コット、マイダナ、パッキャオ、ベルトの9人はメイより小柄。
キャリアの半分以上(10年間)ウェルターウェイト(スーパーウェルター2試合)で試合しているメイはこれがキャリア適性ウェイトと言えるでしょう。
スリルのないワンマンショーを演じるメイの心理を推し量ると、やはりパーフェクトレコードへの強い拘りがね、あるだけのような気がします。
メイウェザーを語るとき彼のレコードデータ抜きには説得力を持ち得ずということです。
それにしてもユニークな存在でしたね。
20年後も僕はボクシングファンだと思うけどメイウェザーのことを熱く語っている自分を想像できません。