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ショートレビュー サンタクルス-マレス

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Date: 2015-08-29

Where: Staples Center, Los Angeles, California, USA

Division: featherweight (126 lbs, 57.2 kg)

Title: WBA Super World featherweight title

Result: Leo Santa Cruz def. Abner Mares (majority decision, 117-111, 114-114, 117-111)  

Leo Santa Cruz vs. Abner mres

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BoxRec

 

極端なガード中心ディフェンスルーティンのサンタクルスの戦いぶりを観ていて思い浮かんだファイターがいます。

かつてのウェルターウェイトタイトルホルダー、マーロン・スターリングです。

ドナルド・カリーやマーク・ブリーランド、尾崎冨士男らとのファイトが思い出深い。

この試合、サンタクルススターリングを対比させて観戦しました。

ガードに執着すること以外で二人に共通しているのは手数が多いこと。

やや強引なインファイト、フィジカル勝負を挑んできたマレスとの肉弾戦を制したポイントはガードと手数という一般的には矛盾する二つの要素を両立させたサンタクルスの確信的な戦術スタイルにあると思います。

確信的と表現したのは、つまり彼はこれしかできないということ。

これしかできないのですが、ほぼ誰にでも通用してしまうのでしょう。

信じるものは救われるではないですけど、愚直なまでのガードへの拘りがそこそこ高値で安定した試合を作る要因であり、ファンからするとなんだか物足りない感を抱かせる要因でもあるという。

もっと別のこともやってくれってね。

スターリングの試合ぶりはサンタクルス以上に滑稽です。

顔が小さくて手足が長いからできるのでしょうけど両腕で顔面全部を隠してしまう。

「おいおい、やり過ぎだって」

思わず失笑。

それでいて手数が多い。

いないいないバーしながら前に出てきて打ちまくるんですから。

勿論リードパンチを突きながらですけど。

このリードパンチの使い方がスターリングはサンタクルスよりも効果的で上手い。

二人の違いはそこかな。

それと相手のラッシュを受けた時、下がりながらでも打ち合えるところ。

サンタクルスは例の硬いガードで受ける一方になりがち。

これはフットワークの質の問題でもあるんですけどね。

踏ん張るところと受け流すところのメリハリがスターリングにはある。

単純に足さばきがスターリングの方が良いということ。

過去サンタクルスが後退するシーンはほとんどなかったのですが、さすがはマレス、フィジカルの強さを生かして押せてました。

それに対して踏ん張るか踏ん張りきれなくて押されるかしかしかないのがサンタクルス

もっと打ち合いに強い例えばオーランド・サリドとマッチアップしたら(ウェイトの関係でないでしょうが)スタイル的に破綻する可能性があるのでは。

 

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