バーメイン・スティバーン vs. ディオンティ・ワイルダー

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Date: 2015-01-17

Where: MGM Grand, Las Vegas, Nevada, USA

Division: heavyweight (over 200 lbs, 90.7 kg)

Title: WBC World heavyweight title

Bermane Stiverne 24-1-1 ( 21 KO )

 vs

Deontay Wilder 32-0-0 ( 32 KO )

Result:  Deontay Wilder def. Bermane Stiverne (unanimous decision, 118-109, 119-108, 120-107) 

 

 

決してファイタータイプではない、手数も多い方ではないスティバーンにとって大柄で懐の深い相手に距離をとられて追わされる展開はおそらく望んでいなかったはずです。

ワイルダーに手数を出させてスタミナを消費させ、ガス欠になったら仕留めにかかるようなゲームプランだったのではないでしょうか。

ところがワイルダーアウトボクシングがなかなか冴えていて、特にしつこく突きまくるジャブをブロックでしか避けられないから自身のオフェンスがほとんど組み立てられない。

手を出そうとするとワイルダーの強いワンツーが飛んでくるのでガードがはずせないし。

アピールする要素の乏しい前進を続けるしかなかったスティバーン。

観戦者には退屈な絵図らですが、ワイルダーにとってはセーフティーかつポイントを溜め込むわるくない展開。

それが12ラウンド続いてしまった。

スティバーンを捌ききったというよりゲームプランを完遂したという感じ。

トレーナーがマーク・ブリーランドなんですよね。

こういうボクシングをタイトルマッチに向けて練習したのでしょう。

クレバーっちゃクレバーだし、拍子抜けと言えばそうかもしれない。

8年ぶりに純粋なアメリカ人のタイトルホルダーが誕生した。

その事実だけで良いのかも。今回は。

スケールの大きな、なんか凄いモノを目撃するかもしれないという淡い期待は打ち砕かれましたが、そんなことはどうでもいいのかな。

結構スマートな一面を持ち合わせているディオンティ君でした。

まあ、フルラウンドファイトを経験したことをポジティブに捉えましょうかね。

今後のことを考えて。

 

 

 

ラウンドことだし音ズレがひどいですが。

 

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