読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

キース・サーマン vs.ロバート・ゲレロ

f:id:duran3616:20150310174842j:plain

 

Date: 2015-03-07

Where: MGM Grand, Las Vegas, Nevada, USA

Division: welterweight (147 lbs, 66.7 kg)

Title: WBA World welterweight title

Keith Thurman 24-0-0 (21KO)

 vs

Robert Guerrero 32-2-1 (18KO)

Result: Keith Thurman def. Robert Guerrero (unanimous decision, 120-107, 118-109, 118-108) 

 

ジャッジの1人がフルマークをつけていることからもサーマンのワンサイドだったことは疑いようがないのですが、

ただねー、個人的にはちょっと物足りないパフォーマンスだったかなと。

基本的に捨てパンチのない、言ってしまえば組み立てのないスタイル故、相手の力量によっては極端に戦術を変更してしまう傾向がありますねサーマンは。

それは柔軟とかインテリジェンスとか老獪とは表現できない。

この試合、スリル(緊張感も)を保っていたのは序盤だけ。

単にペースを掴むためなのか鋭いオフェンスでゲレロに緊張を強いていた序盤と手より足が忙しくなる中盤以降と、まあ、変わる変わる。

スタミナの心配がないと仮定して、もし序盤の戦い方を中盤以降も続けていたらゲレロを倒しきれたでしょうか?

否、逆にカウンター食ってポカする可能性があったのではないでしょうか。

踏み込んで軌道の大きいパンチを強振して、すぐに相手の射程から離れる、これを繰り返すのがオフェンシブモードの時のサーマンのスタイル。

的中率が良ければ相手の反撃も弱いのでリスクマネジメントの意識をゆるくしてもあまり問題はない。

ところがゲレロのようにガッチリとガードしつつ相手の打ち終わりに左を叩き込むチャンスをうかがっている相手だとカウンターを被弾するリスクが高い。

序盤、サーマンがステップインしてパンチを打った後の顔面のポジションがよろしくなかった。

ガチーンと左を合わされて致命傷を負う可能性があったということ。

それに気づいたのか、ペース配分なのか、それとも単なるゲームプランだったのか、中盤以降徹底的に足を使い始めましたよね。

ダウンも奪いましたしクレバーに戦ったとみる向きもあるでしょうけど。

 以外に戦術の幅が狭いなと思ってしまいました。

ゲレロが前に出てくるのだから出鼻をジャブで叩いたり、カウンターを取ったりと、もっと他にやりようがあるのではないかと。

ちょっとフットワークに依存し過ぎ。

クリンチするよりはいいですけどね。

勝てば良いという心根ならこういう戦い方も否定しないのですけど。

全米地上波の視聴率は好カードということでまあまあだったみたいですが、またサーマンの試合が観たいと一般視聴者が思ったかどうかは微妙な気がしますね。