R・マドリー vs S・ヒホン

<リーガ34節 R・マドリー vs S・ヒホン サンチャゴ・ベルナベウ

次節いよいよクラシコを控えたR・マドリーの最終ドリルと勝手に位置付けてヒホン戦を見ました。
正直深夜のテレビ放送のため眠くて(というか半分寝ていた)ディテールを把握するほど試合と向き合ってなかったんですけどね。
レアルの出来は良くなかったですが、前節のアトレティコ戦よりは相手を押し込めてはいました。
まあ、ヒホンにPKを与えて先制されてしまったので余計守備的になってしまったからなんですが。
相手に引かれても、狭いスペースでパスをバンバン繋いで崩していけるほどレアルのオフェンスは組織として成熟していないわけで...
この試合のレアルのフォーメーションに関してのトピックはシャビ・アロンソを使わずシャヒンに攻守のつなぎをやらせたことです。
アロンソの後継者の候補なんでしょうけど、この試合に関しては活躍できなかったですね。
なんかフィットしていない印象。ボールも良く失ってました。自信がないのでは?
反面、ディマリアは相変わらずボールを持てば、縦へのドリブルを結構強引に仕掛けるあの割り切りというか自信には恐れ入ります。サイドを崩すのがレアルのオフェンスの最強パターンなので、ラインを上げてエジルを小まめに動かしてパスを繋いでバイタルに侵入するなんてまどろっこしいメソッドよりも個人の突破力を最大限利用して一気呵成に突っ込んで、あとはロナウドの決定力にお任せという方がいいんでしょうけどね。
でも、そのままではバルサに打ち勝てないからオフェンスのスタイルを変えようとしているものだと思っているんですが。
自信が芽生えては、消えを繰り返しているうちにどうやりタイムリミットです。
中2日でCL準決アウェーのバイエルン戦を控えているので、もしかしたらそっちに意識があったかもしれません。
バイエルンのことは試合をちゃんと観ていないのでわかりませんが、案外、打ち合いの展開になるような気がします。
直近の数試合で自慢のオフェンスが低調のようですがそれでもバイエルンが守りを固めてくるとは思えないので、前に出てくるようであれば、たとえポゼッションでレアルを大きく上回っても、絶好調のロナウドらに要所でスコンと得点されて、気づけば負けていたみたいな試合になるのではないでしょうか。
最終ラインというより中盤のディフェンスに特徴、強みあるチーム(バルサバレンシアやレベルはやや落ちるけどベティスのような)にはレアルは苦戦しますが、バイエルンはどうなんでしょうかね。試合を観ていないのでわかりませんが、ロッベンやリベリやマリオ・ゴメスが献身的な守備をやるとは思えないので、レアルにとっては組みし易い相手に思えます。
ディフェンスの面子に故障者を抱えている上にロンドンで地力のあるチェルシーとやらなければならないバルサの方がコケる可能性が高いと思います。