ギア比とブルホーンハンドル

先日、ピストでヒルクライムをした旨書きました。
そして予想していたよりも全然無理なく登れたことも。
ピストで坂を登るって結構いけてしまうのではと思ったのですが、それには理由がありました。
先ずギア比。
脚力に自信のない僕はフロント47T、リア17T、ギア比2.76で山道を登りました。
街乗りでも常用できるギア比ですが勾配15%程度までの坂なら問題はほとんどないと思います。
固定ギアの場合、慣性力がフリーギアに比べて大きいですから失速少なく前進します。
ペダルを踏む力と引き足で引き上げる力(クランクを回す力)にプラスαの力が加わるイメージですね。
ですからグイグイ前に進んで坂を上っていけるのです。
今回偶然ではありましたが自分にあったギア比を選択できていたのです。
例えば3.00のギア比だったら登れないことはないでしょうが、かなりの苦行になっていたと思います。

それとハンドル。
僕のチャリはブルホーンハンドルなのですが、これが登りでとても使いやすい。
それほど無理のないギア比とはいえやはりペダルは重いですからシッティングではきつくなります。
立ち漕ぎをする割合がどうしても多くなるのですが、ピストでの立ち漕ぎはペダルを回す足だけでなくハンドルを握る手、ハンドルに上体を引き付ける腕に負担が掛かってきます。
ブルホーンハンドルはこの上体の負担を軽減する機能があります。
つまり手の甲を外側に向ける最も力の入りやすい握り方ができるのです。
スムーズな立ち漕ぎを助けるハンドルだと思います。
坂を登るにはブルホーンが機能的で向いているのは確かですね。

ちなみに『NITTO rb001aa BL special 』というハンドルですがとても使いやすくて良いハンドルだと思います。
街乗り以上にヒルクライムでメリットを感じるのが面白かったですけどね。