12月のビッグマッチ トラウト vs コット、パッキャオ vs マルケス 

12月の第1週にコットの復帰戦、第2週には『パッキャオvsマルケス4』がありますね。
コットがほぼ地元ニューヨークMSGでタイトル挑戦する相手のトラウトについて予備知識がほとんどないので予習しておきます。


米国ニューメキシコ出身の27歳のサウスポー。
戦績が25戦全勝14KO。無敗なのね。それだけが商品価値でないことを願います。
さて、直近の試合の動画があったので観ましたが、うーん恐さは感じませんな。
スピードはまずまず、当て勘もまずます、パンチはそんなにないかな。
ディフェンスはいいです。フットワークもね。
コットがメイウェザー戦(善戦だったと思う)並に仕上てくれば特別難しい相手には思えませんが、ただ倒すのは無理かも。それとコットも多少パンチを貰いそうな気がします。
トラウトがコットを食ってしまう可能性?
トラウトの地力がわからないので判断できませんが、ベテランスターの復帰戦の相手としてはややリスキーかなという気はします。


トラウトのレコード
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=328611&cat=boxer


コットの試合の翌週はいよいよ『パッキャオvsマルケス
今度こそはっきりと決着をつけて欲しいですが、また接戦の予感が。
パッキャオが第3戦のようにフィジカルとスピード重視のハイテンションなスタイルでマルケスに対峙すればまたしてもマルケスのディフェンスを破れずに終わってしまうような。
逆にカウンターを狙ってはどうですかね。
流れの中でマルケスを呼び込むシチュエーションを作って得意の右フックや左のショートでカウンターを取ってダウンを奪いたいですね。
マルケスにしてもパッキャオに押された展開ではポイントを失い続けますからタイミングを図って出てくると思うんですよね、必ず。そこでパッキャオの一発が当たるか、それともマルケスの連打がパッキャオを捉えるかがターニングポイントになるような気がします。

体の大きくなったパッキャオは以前のようなここ一番での体の切れというか一発を当てる勘が失われているように感じます。
それと戦術の幅が広がったことで逆に決めパンチ(ワンパターンだがわかっていても食ってしまうみたいな)に恐さがなくなってしまった印象もあります。
左だけで相手をふっ飛ばしていた頃の方がある意味凄みがあったのかもしれません。
スキルよりもフィジカルの強さばかりが目に付く最近のパッキャオが倒し屋の凄みを取り戻すことはないのではないでしょうか。
予想としては、打ち合いになりますがディフェンススキルに勝るマルケスが徐々に打ち勝つような展開になり、もしかしたらダウンを奪っての判定勝ち。
パッキャオがマルケスを圧倒するシーンがどうしても頭に浮かばないんですよね。