印象に残るワンパンチ7

<世界ヘビー級タイトルマッチ ジェシー・ジョー・ウォルコット vs.エザート・チャールズ 1951-7-18/米国ピッツバーグ

ジェシー・ジョー・ウォルコットはジョー・ルイスに2度挑戦して敗れ、この試合の4ヶ月前にもエザート・チャールズに挑戦して敗れと世界戦3連敗していました。
4度目の挑戦でタイトルを獲得したこの試合、左フック(アッパーとフックの中間のアングル)ワンパンチで過去2連敗していたチャールズに10カウントを聞かせたのでした。


相手のジャブをヘッドスリップでかわして間髪を入れず左をズドン。ボクシング漫画に出てきそうなコンタクトシーンが泣かせますね。
ウォルコットはハードヒッターではないですが、やはりボクシングはスピードとタイミングの美学が罷り通るべきだなと再認識させるようなKOシーンを演出してくれています。“スコーン”とエザート・チャールズの顎を跳ね上げるタイミングとアングルは必見です。
そして前回に続いて連作というか姉妹作というか対で観ておきたいのが『ウォルコットvs.マルシアノ』
今度は逆にマルシアノの右フック一発に沈むウォルコット
KOパンチが当たるまでの間合いの詰め方とかタイミングがこの2試合は似てますね。
やはり見比べると面白い。
それにしてもロッキー・マルシアノってリーチが170cmしかないんですね。
ウェイトも180ポンドちょい。
このサイズでこのパンチングパワーは驚異的かもしれません。 
                                     

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