アルゴ


79年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件で、実際にCIAが行った架空のSF映画の製作を口実に使った驚愕の救出作戦を緊張感溢れる筆致でスリリングに描き出した衝撃の実録ポリティカル・サスペンス。監督・主演を務めるのは「ゴーン・ベイビー・ゴーン」「ザ・タウン」のベン・アフレック。共演にブライアン・クランストンアラン・アーキンジョン・グッドマン
 1979年11月。革命の嵐が吹き荒れたイランで、民衆がアメリカ大使館を占拠して、52人の職員を人質にとる事件が発生する。その際、裏口から6人の職員が秘かに脱出し、カナダ大使の私邸に逃げ込んでいた。しかしこのままではイラン側に見つかるのは時間の問題で、そうなれば公開処刑は免れない。にもかかわらず、彼らの救出は絶望的な状況だった。そこで国務省から協力を求められたCIAの人質奪還の専門家、トニー・メンデスは、ある計画を練り上げる。それは、架空の映画企画をでっち上げ、6人をロケハンに来たスタッフに偽装させて出国させるというあまりにも奇想天外なものだった。さっそくトニーは「猿の惑星」の特殊メイクでアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバースの協力を取り付けると、SFファンタジー大作「アルゴ」の製作記者発表を盛大に行い、前代未聞の極秘救出作戦をスタートさせるのだったが…。

映画 アルゴ - allcinema

「アルゴ」に関する感想 / coco 映画レビュー


DVDで鑑賞。実話ベースですが、ある程度はエンタメ的に脚色したのでしょうが当時の(80年頃のアメリカと革命下のイラン)フィルムコンディションを忠実に再現したり音楽やファッションのマッチングにも拘っていてボロは出ていなかったですね。
ただネタの面白さが全てであって脚本やストーリーや役者の演技に感心させられることはなかったです。
それとアメリカ人が描くイランは漫画チックな無法国家過ぎやしませんかね。
街中で縛り首をしてそのままクレーンで吊るしたりするかね。いくらなんでもね。
映画のロケを装ってカナダ大使館に身を寄せた外交官6人を脱出させるミッションインポッシブル的スリルがこの映画の見所なんでしょうが、僕は興ざめしてしまって真剣に観れませんでした。
ベン・アフレックが本部から作戦中止を指示された時の葛藤の様子を淡白に感じたのもストーリーに入り込めなかった要素の1つ。
作戦のくだらなさが何かと足を引っ張ったということなのかな。
全編の中で唯一カナダ大使館で働くメイドのイラン人女性が密告しなかった件がちょっとだけ印象に残りました。