自転車保険考


先月、年一の保険の更新手続きを済ませたのですが、今回は自転車を運転するリスクを真剣に考え、若干の補償見直しをしました。そのときのことを少しだけ。


以前も取り上げましたが、僕が加入している保険は東京海上日動の『超保険』
単独補償の保険ではなく必要な補償だけを組み込んでいくタイプの総合保険ですね。生損保両方対応しています。
写真は超保険の約款です。つまりこれが僕が買っている保険の全てです。
A4サイズの冊子ですが字は比較的大きく読みやすいと思います。
敬遠せずにたまには約款をチラ見してみてもいいかな。

で、自転車を運転するリスクについてですが、一応自分なりに洗い出しをしてみます。

1、自転車運転中に車との接触(衝突)事故によりケガする

2、自転車運転中に人との接触(衝突)事故により相手をケガさせる

3、自転車運転中に単独事故によりケガする

4、自転車運転中、あるいは駐輪中に車など他人の所有物を損傷させる

5、もらい事故で相手から十分な賠償を得られない

6、盗難にあう



1に関しては一番リスクとして高いのかなと思います。可能性的に高くてかつ大きなダメージを負うわけですからこいつをカバーすることが最優先かなと。
約款を見直してみると、自動車との事故に関しては、自動車の補償の中の人身傷害保険金でカバーできることがわかります。
しかも実損補償ですから高額な治療費にも対応してくれます。
それと傷害一時金を合わせて加入しているので、仮に相手から十分な賠償をしてもらった場合でも自分の保険が使えることになります。
具体的には5日以上治療をすれば20万円の一時金がもらえます。ま、これだけあればね十分かな。

見直しの必要なし。



2と4に関しては賠償責任の補償ということになるのですが、既に加入している個人賠償責任補償特約が対応しています。限度額無制限タイプなので高額の賠償金が発生しても大丈夫です。しかも保険会社の示談交渉サービスが受けられるので相手との交渉を保険会社に一任することも可能です。

見直しの必要なし



3に関しては傷害保険でカバーされます。
傷害保険はケガで入院したり通院したりしたときにその日数分だけ定額で支払われる一般的なタイプと単純に一時金が支払われるタイプがあります。
僕は一時金が5万円支払われるタイプ(5日以上の入通院が必要、それ以下の場合1万円支払われる)に今回加入しました。オールリスクではなく交通傷害限定にすることでコストを抑えました。
ちなみに保険料は月480円です。



5に関しては、弁護士を使って相手に損害賠償を請求するための費用を補償できればOKです。
既加入の弁護士費用特約(自動車の事故に限定されず日常生活全般OKなタイプ)でカバーされていました。

見直しの必要なし。

6に関しては、超保険では対応できません。自転車の盗難をカバーする補償はないです。
別途盗難保険を手当てするかどうかということなのですが、止めました。
リスクマネジメントを徹底するしかないですね。
盗難保険にも入りようがないですしね。自作チャリですから。


顕在するリスクに対して盗難以外は保険でカバーできたわけですが、単に安心を買っただけであり、もしもの場合のお守りとしか思ってませんけどね。
最後に保険料を記しておきますのでご参考に。

  • 個人賠償責任補償特約(無制限):月120円
  • 弁護士費用特約(300万まで):月180円
  • 傷害一時金補償(5万円):480円

*人身傷害補償は自動車の補償に組み込まれているためそれだけの保険料はわかりません