70年代に活躍したヘビーウェイト、ケン・ノートンが亡くなりました。
独特なクロスアームブロック(右手で左顔面をガードする変則的なディフェンススキル)が印象的なファイターでした。
アリとの3戦(1勝2敗)、ホームズとの激闘がキャリアのハイライトだったのかな。
ファイタータイプですがジャブをベースにオフェンスを組み立てるので結構ロングレンジで勝負できるのが強みでした。
結局アリに勝てたのはロングレンジの手数で劣っていなかったからだと思います。
ジャブの差し合いでイニシャティブを取り、そこからクロスレンジに移行してコンビネーションで畳み掛けるパターンが多かったですね。
希代のヘビー級ジャバーであるアリやホームズにひけを取らずにジャブを打ち合ったのですからたいしたものです。
ただ右顔面が思いっきり空いてましたから左フッカーには弱かったかもしれません。
ジョージ・フォアマンやジェリー・クーニーには成す術無く倒されてますからね。
アリと3試合しているのはジョー・フレージャーとケン・ノートンだけです。
合掌。