Date: 2014-04-19
Where: DC Armory, Washington, District of Columbia, USA
Division: light heavyweight (175 lbs, 79.4 kg)
Title: WBA, IBF and IBA light heavyweight titles
Bernard Hopkins 54-6-2 (32 KO)
vs
Beibut Shumenov 14-1-0 (9 KO)
Result: Bernard Hopkins def. Beibut Shumenov (split decision, 116-111, 113-114, 116-111)
この試合をフルに観るのは普通の人にはちょっと辛いかも。
ホプキンスの老獪なスキルを楽しむスタンスを持たない限りエンタメ性を見いだす事はできないでしょう。
スリルがないのはそれだけホプキンスのパフォーマンスが高レベルで安定しているからであって、
シュメノフ君若いのに不甲斐ないなと思ってしまうとストレスを感じてしまう。
ということで、ベテラントレーナーのような佇まいのホプキンスにとって単調なオフェンスで手数の少ないシュメノフはイージーな相手でした。
ジリジリと距離を詰めてきて「いちにのさん」で打っている限りシュメノフのパンチは当たらない。
試合中に戦術やリズムを変えるわけでもなく、完全にホプキンスワールド(迷宮か)に迷い込んだ大柄なカザフスタン人にできることは限られていました。
テレビの実況のテンポも淡々としているので眠くなっちゃう観戦者もいたのでは。
唯一の見せ場は11Rのダウンシーンですが、間隔の短いワンツーでタイミングを外しているあたり流石のB-HOP。
判定が割れた事はご愛嬌、ジャッジも退屈な試合に物申したかったのでしょう。
ホプキンスはこのレベルの相手ならちょっと負けそうも無い。
50歳でメジャータイトル防衛も十分現実的。
何よりもいまだにそこそこスピードを維持していることが凄いと思う。
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