フェンウィックグリップ

古いフェンウィックグリップを中古入手しました。
このまま使うには不都合が多いので少し弄ることにします。


先ずはメンテを兼ねて分解。
写真左端中央のワッシャーを外すのにかなり手子摺りました。
ほんとはこのパーツを外す必要はないのですが、
スクリューが固着していて回らず、
したがってリールシートにリールフットをセットできない状態だったためです。
そもそも、どーやってリールを固定するのかわからず右往左往し、
結果、分解する羽目に。
おかげでこのグリップの仕組みがよーくわかりましたけどね。
2つあるスクリューのフロント側はロッドフェルールを固定するため、
リア側はリールフットを固定するためのものです。
で、件のワッシャーが絶妙な位置で2つのスクリューの関連性と回転性に寄与している。
単純だけど良く出来た構造に感心しました。

このスクリューを回すと、シルバーの爪が左右にネジ式で移動します。
分解するまでこれがわからなかった。固着していたのが原因ですが。
で、不都合その1、スクリュー表面のマテリアルがダメダメ。
ゴムスポンジのためグニャグニャで力を入れて握ると凹むんですわ。
しかも太過ぎてリールシートと面が合っていない。
だからロッドをセットすると頭でっかちで見た目が悪い。
こいつをなんとかしないとストレスを感じる。
ということでスポンジを取り去りました。
すると金属のネジがむき出しになります。

今回のカスタムに使用したもの2つ。
嵩上げのためのテサテープと毎度おなじみラバーグリップ(30mm)。

取り去ったデフォルトパーツ2つ。
ゴム製スクリューカバーとやはりゴム製バットエンド。

ラバーグリップをリアスクリューとコルクグリップに熱圧縮で張り付かせて、
フロントスクリューを面合わせのために耐水ペーパーで削ってスリムにしました。
それとグリップエンドに30gのウェイトを仕込みバランスを改善しました。
全体重量は200gちょうど。
やや重めですかね。

このグリップにセットするのは銀メタ。
ハナからそのつもりで入手したのです。

銀メタはSVSを取り去ってノーブレーキ仕様にしています。
今までほぼ遠心ブレーキレスで使ってましたから、だったら要らないかなと。
スプラッシャーなどの30g超ぶっ飛びプラグしか投げませんからノープロブレム。
アゲンストの時は使わない。

ロッドはラミグラス。
<ラミグラス+銀メタ+フェンウェックグリップ>のセットと決めている。

Eyespotと比べるとグリップが細くて3cmほど長い。
オフセットの深さはほぼ同じくらい。いや、やや浅いかな。
ロープロの銀メタがスッポリ収まって実にパーミングしやすい。
グリップが細いので手のひらの中にグリップとリールが違和感なく収まる感じです。