ゲーリー・ラッセル −ワシル・ロマチェンコ?

まだ正式なアナウンスはありませんが、実現すれば魅力的なマッチアップですね。
ゲーリー・ラッセルはGBP傘下、ロマチェンコはトップランク傘下のトッププロスペクトだからすんなりマッチメークされるとは考えにくいですが。

WBO president eyes Gary Russell-Vasyl Lomachenko for 126-pound belt - Ring TV

ゲーリー・ラッセルは取り上げるつもりでいたのでついでに。
短身のサウスポーの元オリンピアン。
まあ典型的な右フッカー、関光徳的な。
スピードは全然違いますが。
頑強というよりは柔軟な上半身を利したボディワークも印象に残ります。
相手のリードブローをよけて踏み込んで右フックを叩き込むのがパターン。
左のブローにはあまりパワーを感じません。
右フックを良いタイミングとアングルで当てたら倒せるけど、
左アッパーのボディ打ちなど他の引き出しはあるのかないのか今のところ不明。
カウンターを上手に取るタイプでもない。
自分から仕掛けていきますからね。
手数は多い方。
スピーディーなコンビネーションも見せますが、威力はあまりない。
目くらまし的な感じでしょうか。
ギジェルモ・リゴンドウと比較するとワンランクレベルが落ちると思います。
ただ試合ぶりは結構派手なのでリゴンドウよりは一般受けするかな。

さてロマチェンコ、ラッセルとやるべきなのでしょうか?
僕がマネージャーなら、今回は見送るけどな。
だって前戦がサリドでしょ。
タイプの極端に違う強者と連戦するのはどうかと思いますよ。
サリド戦の肉体的なダメージだって気になるし。
エリート君なんだから自信の回復を先ずはかることも大事では?
まあ3戦目でメジャータイトル獲得ならタイ記録ではありますが。
単純にポテンシャルを比較するとロマチェンコの方がやや上だと思います。