今週末行われるスポーツイベントで注目しているもの。
先日のカネロ-サンダースを記事にしなかったけど試合は観たので感想を簡潔に。
カネロに関してはここ数試合と特に代わり映えない出来で、技術的なインプルーブは特に感じず、単に地力の差で勝っただけ。(サンダースの負傷があったにせよ)
そして攻防分離傾向が例によって顕著だったかなと。
小柄なミドルウェイトの体格ながらライトヘビーウェイトでもトップクラスのパワーがあることがカネロのストロングポイント。
避けるのが上手いので(かと言ってディフェンス巧者とは思っていない)被弾を上手に防いでから、せーので強打を振るうパターンの繰り返し。
今時にしてはコンビネーションのバリエーションは乏しいが、距離感を的確に掴んでアングルを作るのが達者なため単発でもコンタクト率が低くない。
右のスウィング(メキシカン独特の大きな軌道)と左フックと左右アッパーを単発で打ち込んでいるだけなんだけどね。
勝っちゃうよね。
ほとんど打たれないから。
このボクシングで常勝しているのだから特に変えるつもりはないのだろう。
結構倒しているのにスリルが乏しいのは攻防の切り替えに間があるからなんだ。
ディフェンスに気を配っていることの裏返しでもあるので誰も批判しないけどね。
このボクシングが好きかと問われれば、
あまり好きではない。
同じメキシカンでもファン・マヌエル・マルケスのスタイルの方が遥かに好きだね。
目を見張る瞬間が(スキル的に)試合中必ずあるから、それを期待できるからなのだが、我ながら健全なボクシングの見方ではないことは自覚している。
まあ、カネロのボクシングはライトなスポーツファンにも分かりやすいからそれはそれで良いのかも。
<Foot>
Juventus vs. Inter
ユーベが大変なことになっている。
来シーズンのCLに参加できない可能性がリーグ戦テーブル上の位置からとUEFAと自国リーグ連盟から村八分にされそうな状況からとのダブルパンチでダメージ受けて高まっているからだ。
ミラン戦の惨敗はメンタルの影響が大きかったように思う。
ESL騒動がプレーヤーの心理状態に多少也とも影を落としているのでないか。
レアルとバルサはリーガの大ドル箱クラブで両者が組めばかなりの影響力を自国内では持てる。
ユーベはそこまでの力を持っていない。
大与党になるには政治力が足りないのだ。
ダメージ受けながらクラブがつっぱる大義がどこまで明確なのか?
ファンには解らない。
もしかしたらユーベフロントにはCLにロイヤリティを置く理由と天秤にかける余裕はないのかもしれない。
CL優勝から遠のいているが故に決別へのハードルが下がっているのか?
不安ばかりだが、なんとか4位以内フィニッシュは果たしてもらいたい。
老貴婦人のプライドにかけて。
かなり厳しいけどなあ。
5位以下確定だろうから。
<NBA>
Heat vs. Bucks
Nuggets vs. Trail Blazers
昨年もそうだったが裏ボス的なヒートが不気味な存在だ。
気がつけば5位まで順位を上げてきていて、4位アトランタとのファーストラウンドは多分勝ち上がるのではないか。
上位チームにとって最も当たりたくない下位シードだろうし、バックス戦は現状を測る意味で格好のマッチアップだろう。
具体的な根拠はないのだがヒートの方がバックスより地力があるように思える。
西ではナゲッツがよく解らない。
勝ち上がりそうな気もするしコロッと下位シードに負けそうな気もするし。
ヨキッチのMVPは他の候補者がパッとしないので決まりか。