支流完全制覇をゴールにしてシーズン末(禁漁期間開始前日の9月30日)までに達成目指して。
全支流は現実的ではないので、放流が行われている支流のみ対象。
夏場に向けてモチベーション維持のためにやってみようと。
漁協が定期放流している最下流部の支流より本流を遡ると全部で37本の流入河川がある。
支流の枝分かれも多くまた途中(上流部)から名前の変わるパターンもある。
そのために名前別にするとやたら数が多いのだ。
その確認はこれで。
チョロ川に近いのもあるが。
そのうち放流が行われている支流は15だ。
内訳は本流筋が9、その他が6。
因みに今までに釣果があったのはそのうちの9支流で、ちゃんと数えたら思っていたより少なかった。
「まだこんなに未開拓河川があったんだな。」
それが今回思い立った切欠。
合わせて漁協が遊漁規則を改定して5月20日からのエリア別の部分的な禁漁期間を解除し漁期を9月30日まで延長したこともある。
夏場の渓流はブヨとアブとマダニを意識しなければならないのでやるつもりなかったのだけど、
装備や防虫などの対策すればなんとかなるか。
1支流クリアの条件は3匹以上の釣果かつ最低1匹は20cm以上にした。
自分のレベルを考慮してやや低めのハードルにしてみたが。
フィッシングラリーは先週末からスタートして3支流回った。
初めてロッドを振った川も2つ含まれていたが魚影はそれなりに確認できた。
それなりどころか、予想以上だったかも。
ただ、食わない。
否食わすことができない。
スレているのか僕が下手なのか。
マイナー支流だし先行者の足跡なかったので多分後者なのだろう。
憖自信があったもんで大落胆。
今回もう一つのレギュレーションとして、同一支流は最低でも2週間は釣行の間隔を空けることとしたので暫く悔しさを晴らせないから辛い。
渓流魚は居着きタイプだし新しい魚が入ってくるわけでもないから2週間ルールはラリーの前から自分に課していた。
頻繁に攻めたらあっという間にスレきってしまうので。
まあ僕がやらなくても他の人がバンバン入るのだろうが、それはそれ。
前回も書いたが夏場に向けて装備を見直し、ウェットウェーディングスタイルを試すことにした。
沢タビはこれ。
中割れタイプなのでソックスもそれ用のものを。
1.5mm厚ネオプレーンのウェットパンツもアマゾンを徘徊して廉価なものを見つけ購入した。
その他ゲーターと短パンは手持ちのもので。
実際にウェットウェーディングすると下着が濡れることがわかったのでシャツとパンツも速乾性素材のものにした。
気温22度、水温16度の環境で冷たさはほとんど感じずむしろ快適だった。
足裏など踝から先が常に濡れている感覚は直ぐに慣れた。
体温で侵入した水が直ぐに温められつつ循環するので不快感はない。
沢タビは鮎タビのような腰砕け感がなく足首をぐねる心配しなくて良い。
石の細かい河原を歩くとちょっと足裏が痛いかな。
それと柔軟性のある薄い表面マテリアル故つま先を石にハードヒットすると痛みで悶絶するので気をつけないといけない。
1mm厚ネオプレーンソックスを別途用意すれば手持ちのキャラバンの渓流シューズ(ウェーダーと併用だとサイズが小さくて足が痛くなるためお蔵になっていた)が復活しそうなので現場によって使い分けよう。
フィッシングラリーをスタートして最初に選んだのは食わず嫌いで敬遠していた支流。
初めて訪れる現場は駐車スペース探しからスタートしなければいけないのでいろいろと面倒くさい。
トラブルも起きやすいし。
それでも最初の1匹は嬉しく、それまでのストレスをチャラにしてくれる。
魚影は直ぐに確認できたのだけど食わせることができずイライラ。
この川は森の中を流れているため木の枝が川に覆いかぶさっているエリアが多くしかも日光が差し込まずに暗い。
偏光かけていると逆に見えづらくキャストミスを繰り返してプラグを2つロストしてしまった。
現場を知らないとこういったトラブルが起きやすい。
次回訪れる時は大丈夫だろうが。
プラグを見切られ続けていたが、入渓から3時間後にやっとブリブリミノーDRで釣ることができた。
18cmくらい。
測るまでもなく20はないので数だけカウント。
退渓ポイントまであとわずかのところでやっと2匹目のチビをランディング。
結局この川ではサイズも数もクリアできず。
まあリーチ(カンチャン待ちだが)はかけたので次回なんとかクリアできるだろう。
明らかに20cm超えのチェイスが何度もあったしポテンシャルは十分あるから楽観している。
翌日は午前中は良く行く好調の支流で数釣りして前日の憂さを晴らすつもりだった。
ところがほとんど魚影を確認できずに退渓。
理由は明白で後から入渓した人に頭ハネされていたのだ。
それに気づいたのは退渓して車に戻る道中だったのだけど。
エントリーしてすぐのエリアは魚っ気があった。
油断して尺クラスをバラした時は悔しかったが、今日もそこそこ釣れそうだと気分上々だった。
ところがその後魚影が濃いはずのエリアに入ってもまったくの無反応、ほんと急激に魚影がなくなってしまったのだ。
「あれっ!おかしいな。どうなってんの。」
チェイスすらほとんどない。こんなことは最近なかった。
退渓して重い足取りで車まで戻る途中、駐車していた場所の200mくらい上流の路肩に強引に停めている車があった。
周囲に建物はないので釣り以外の用事でそこに来ているとは思えない。
釣りメーカーのステッカーを貼ってるし多分ルアーアングラーだろう。
「やられた!!」
こちとら5時に現場入りして釣り上がっているのに十分な間隔を開けずに上流側に入られて同じペースで遡行されてはたまらない。
こっちは相手の存在に気づかないし、
そいつが直前に叩いた後にポイントに入っても魚の反応あるわけないじゃん。
入渓ポイントと駐車スペースは限られていて、そこに農家のおっちゃんの軽トラ以外の車が止まっていれば先行者だとわかるはずだし、ルート上目にしていないわけがない。
せめて1km以上上流に入るとかすれば良いが微妙に離れて前を行くというのは確信犯の所業と断定できる。
僕なら先行者がいるとわかった段階でその川は諦めて他所行くけどね。
見ず知らずの人に徒労と時間の無駄させるとわかっているのかな。
罪は重いぜ。
どうしてもそこでやりたいのなら声かけてこいよ。
譲ってやるから。
釣れないことではなく時間の無駄したことが腹立たしいのだ。
件の輩はジモティだったが車おぼえて次現場で見かけたら用心しないと。
流石に勝手知ったる川でボウズくらって退却しては凹むので上流域の保険ポイントに行ってなんとか魚を見ることができた。
チビだけど釣り開始から5時間後にやっとCD3で1匹目。
保険ポイントで保険プラグを使うヘタレだが追い込まれるとね。
もっとチビだが2匹目は直ぐに出た。
20cmオーバーをさっさと追加してこの川を終わりにしたかったが、急に水が濁り出した。
上流で除草をしていて川に刈った雑草をバンバン流していたのだ。
ジ・エンド。
まさかの出直しになってしまった。2週間後だが。
午後は別の支流を探るため移動。
初めて訪れる川だったがやはりポテンシャルは高いようだ。
食わず嫌いしていてはダメだね。そう実感した。
フィッシングラリーやっていなかったら気づかなかっただろう。
ただねー、やっぱり中々食ってくれないんだな。
入渓して直ぐの瀬で22cmが出た。
幸先良くサイズクリアしたので楽観したのだが、その後大苦戦。
結局チビを1匹追加して終わった。
チェイス多数だった。
バイトがフッキングに持込ないケースも少なくなくスキル不足を痛感。
この川も出直しだがリャンメン待ちリーチかけたので2週間後にクリアできそうだ。
好材料として、この川は瀬に魚が付いていることがわかった。
圧倒的に瀬だった。
逆にディープでは反応がなかった。
だから居ないと断定はできないけど、瀬で狙えるのは願ったり叶ったりだ。
盛期になりどの川でも瀬に付き始めたのかもしれないが、この川は極端に瀬ばかりでプラグを追ってきた。
結局は食わずに去って行くのだけど。
やっぱり瀬釣りは楽しいからね。
また来たいと素直に思える支流だった。
里川なのだが堰堤が多くエントリーできる場所が極々限られていることと車の駐車できる場所が川沿いにないのが辛い点だが。
初訪では余裕がなくて使う気がしなかったが、次回はトップを試してみよう。
ペンシルでの瀬釣りにちょっと可能性を感じたから。
毎回弁当を持参するが、単純に時短のためだけ。
冷食やインスタント食品中心なので朝起きてから準備するのに15分程度で済む。
以前はちゃんと調理していたのだけど出発が遅れるので止めた。
現場には持ち込まず(荷物になるだけだから)車の側で食べている。
それでも遠足気分くらいは味わえる。
現場で調理して満足げに食っている人を何度か見かけたが、僕は弁当で十分だ。
キャンプ料理はそのためだけにやりたい。
釣行中はできるだけ余計なことはしたくない。
ちゃんと撮れているか心配だったが、なんとか判るかな。
やや流れの緩い瀬に稚魚の群が居た。
1cmくらいで細い体型してた。
アマゴではないと思うが魚種がわからない。
放流していないのでイワナはいないしアマゴ以外の魚を見かけることはほとんどなく珍しかったので撮影した。
アマゴはチビアマゴを食っているという記事を読んだことがあるが、レアケースに近いのではと思っている。
ポイントの中で共存していることが多いからね。
大小様々なサイズがワラワラとプラグを追ってくるからそういうことだ。
昆虫などの餌が豊富な時は共食いは発生しないのではないだろうか。
渓流プラグってヤマメカラーが定番だけど、僕は共食いをイメージするからあまり好きではない。