入手したばかりのシマノのゴーテンロッド、
釣行時には必ず使っていたが、出来にはずっと懐疑的だった。
値段が値段だけにね。
キャスト性能は十分。
問題は魚を掛けた時どうかだ。
もしランディングにもたつくようならホームリバーのスズキ釣りにはミスマッチ。
だから魚を掛けてから処遇をどうするか判断しようと思っていたのだが、
台風後は水位が高止まりしてやりにくかった上に魚がまったく見えなくなっていた。
ボウズ釣行を繰り返してやや焦っていたがようやく魚を拾えた。
60クラスではあったがスレがかりしカバーに潜られるという最悪の状況に難なく対処できたので、一応合格ということで。
魚が掛かるとスムーズに曲がってトルクがしっかり出るので大丈夫だろう。
ジャークベイトはご愛嬌。
ロングA12cm(サスペンド)だが、僕にとっては保険位置付けというか反則プラグというか、まあ普段は使わないんだけど。
シビアな状況でジャークすると強みを発揮する。
ポーズ時にもほとんど浮き上がらず一定レンジを漂うのがキモ。
フローティングタイプが揺れながら浮上する時にスイッチが入るパターンもあるが、その場合サーフェイスプラグにも反応する可能性があるので、わざわざジャークベイトを使う必要がないと思っている。経験上。
だからサスペンド設定なのだ。
スローシンキングもありかなと思っているが検証したいと思うほど興味はない。
台風後は魚が見えないどころかベイトも全くいないという絶望的な状況だったのでトップ縛りで格好つけてたらいつまでたっても魚に出会えなかっただろう。
と、言い訳しておく。
まあ単純に早く魚を掛けて具合を確認しロッド改造に着手したかっただけ。
シマノゴーテンロッドはジャークベイトの操作性が抜群に良いこともわかった。
レングスとテーパーがマッチするのかな。
ジャークのキレとテンポがとっても良い感じ。
基本的にテクニカルな釣りを好むのでジャーキングはたまにやると結構楽しかったりする。
翌日同じポイントの対岸で70クラスが出た。
今シーズン初めてまともなサイズが釣れたが居着き個体っぽい。
つまり次に繋がる釣果ではない。
今にも雨が降りそうな感じで気圧低下中だったこともありポッパーに出るのではないかと期待してBKRP115をブッシュの隙間から強引にキャストしていたが無反応。
「もしかしてペンシル?」
バリソンミノー改にチェンジしたら1投目に食ってきた。
ある程度上を意識させていたBKRP115のアシストがあったからバイトしたと思われる。
気象条件など好条件が重なったことも要因。
ベイトが薄く、捕食も確認できない状況でも上に出るときは出ることを再確認した。
そして、極端に足場が悪く目の前カバーだらけの中でも不安を感じることはなくゴリ巻きランディングできたゴーテンロッドの信頼感は高まった。
1万2千円のバスロッドなんだけどね。
コスパ半端ないわ。
回遊タイプではなく居着きくんだろうね。
トップに出せたのでちょっと自信回復したかな。