Date: 2016-05-07
Where: T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA
Division: catchweight (155 lbs, 70 kg)
Title: WBC World middleweight title
Result: Saul Canelo Alvarez def. Amir Khan (KO at 2:37, round 6)
マッチアップ:★★★
スリル:★★★
スキル:★★★
印象度:★★★
こういう試合を観終わると多くのボクシングファンは『ミスマッチ』の印象を持つ。
「まあ、こうなるね」と。
フィニッシュされた一発をもらうまで、なまじカーンがアルバレスを捌いていたから尚更。
とはいえ、序盤、順調にゲームプランを遂行する様を見て、もしかしてカーンがペースを取ったまま12R乗り切るのではないかと、
番狂わせが脳裏を掠めた人もいるのでは。
バージル・ハンターに師事してからのカーンはスピードを活かすためか、安定方向のボクサータイプに舵きりして一定の成果を上げていた。
つまり無難に星を拾っていたということなのだけど、引き換えにエンタメ性を多少失い、観戦者にストレスを与えるような試合もちらほら。
カーンのスタイル変化を「成長、進化」と取るか?「衰退、価値の低下」と取るか?
僕はへそ曲がりのコウモリ君なので、どちらでもない。
もしアルバレスを捌ききったら、コットにもできなかったことを成し遂げるわけですから、
素晴らしい能力だと、持ち上げたでしょうね(笑)
結局、今のスタイルで商品価値を保っていくしかないわけだ。
だってグラスジョーだから。
ワンパンチで沈んだのは今回が初めてじゃないし。
確かに相手は皆ハードヒッターではあったけど。
攻守のバランスって難しい。
だからこそ耐久力が重要。
カーンを見ているとその感を強めます。
結果論ですが、もっと足さばきを重視してカネロの射程に入らないようにすべきでしたね。
スピードのアドバンテージを生かしきれなかったのはウェイトの問題(155ポンドは未経験)もあったのかもしれません。
それとカネロのプレッシャーが予想以上だったことも。
一発叩きこまれる隙は精神的な疲弊からできてしまったのかも。
メキシカンヒーロー、ラテンアイコンらしくオフェンシブなスタイルを貫くカネロ。
メイウェザーには通用しなかったがトラウト、ララそしてコット等、超強気のマッチメークを通して得た経験値は計り知れない。
確実に地力を上げてきているのがわかる。
しかもまだ25歳、全力で上り坂を上がっている状態でまだ伸びしろがある印象だ。
2年後ならゴロフキンともいい勝負するのでは。
現時点ではゴロフキンの地力が勝るでしょうが、2人の年齢差は9歳なのだから、カネロ陣営としては時が来るまで待てば良い。
実は、ゴロフキンの敗戦を見たかったりして。
本日の獲物。
Roland Kirk : Natural Black Inventions:Root Strata
Tracklist
A1 Something For Trane That Trane Could Have Said 3:05
A2 Island Cry 3:52
A3 Runnin' From The Trash 2:12
A4 Day Dream 3:40
A5 The Ragman And The Junkman Ran From The Businessman They Laughed And He Cried 3:02
A6 Breath-A-Tron 1:55
B1 Rahsaanica 3:40
B2 Raped Voices 1:54
B3 Haunted Feelings 2:25
B4 Prelude Back Home 3:44
B5 Dance Of The Lobes 2:05
B6 Harder & Harder Spiritual 2:32
B7 Black Root 3:17
Gerald Clayton : bond The Paris Sessions
tracklist
1. If I Were a Bell Frank Loesser 7:46
2. Bond: The Cast 3:45
3. Bootleg Bruise 5:07
4. Major Hope 6:14
5. Bond: Fresh Squeeze 4:02
6. Snake Bite Justin Brown 3:51
7. Sun Glimpse 6:34
8. Which Persons? 1:21
9. 3D 6:39
10. Nobody Else But Me 4:37
11. All the Things You Are 3:43
12. Bond: The Release 3:45
13. Shout and Cry 3:30
14. Round Come Round 4:51
15. Hank 5:05
16. [Untitled Track] 2:44
Credits
Julien Bassères - Assistant Engineer
Justin Brown - Composer, Drums
Gerald Clayton - Composer, Piano, Primary Artist, Producer
John Clayton - Composer
Charlie Eble - Assistant Engineer
Jerome Kern - Composer
Frank Loesser - Composer
Joel Moss - Engineer
Joe Sanders - Bass, Composer