BUDDY16

 

 

PAAGO WORKSのBUDDY16を釣行用ザックを想定して入手した。

遠征先のハードな遡行の際には、疲労感軽減や荷室容量やちょっとゴツいロッドケース装着を考慮してZULU 24LTを使うが、多少ライトな遡行で林道などの歩行距離の長い釣行時にマッチしたザックを探していた。

ランガンスタイルを取れない源流域釣行などでの使用をイメージしていた。

PAAGO WORKSは日本のメーカーらしく使い勝手を考えた細かな工夫をすることで機能性を持たせているなと好感してたこともある。

また同メーカーの万能ポーチSWITCHの使い勝手が良くて気に入っていたこともあり、単純にお揃にしてみた。

 

 

まあ軽登山&普段使いみたいな製品コンセプトだろう。

デザインも中々良いので実際に普段使いしても良いと思っている。

オープンドライブのお供にちょうど良さそうだ。

 

 

特徴的な台形型シルエット。

上部に大きな荷を入れることで荷重のバランスが取りやすく、かつ下部に積めたものが取りやすいという合理性がある。

 

 

メインポケットの開口部は意外に大きく荷の出し入れはしやすい。

ザックには珍しくダブルハンドルなのでガバッとポケットを開けやすく、カバンのように持つこともできる。

チャリで買い物する時とか重宝しそうである。

エコバックの代わりにもなるしね。

13インチのMacBookも入るので普段使いでも登板機会が増えそうだ。

両脇にコードがついているので締め上げることでザックのシルエットをコンパクトにすることもできる。

フレームレスだが荷崩れしにくいように工夫されているのだ。

そしてザック重量500gと軽い。

タフさを求めない限り背負うものが軽いに越したことはない。

 

 

釣行で使うにはやはりポケットが足りないのでSWITCHをカラビナ装着する必要がある。

同じメーカーの同じカラーなので違和感ゼロだ。

サイドポケットにロッドケースを装着するのは無理そうなので、コンパクトに持ち運べる38フェンウィックをポケットに入れて携行することになる。

他のロッドはレングス的に無理があり破損リスクが高そうなので不可だろう。

まあ源流域釣行では38フェンウィックしか使わないので無問題だ。

里川などのランガン釣行時にこのザックを使う場合はロッドをザック携行する必要がないのでロッドサイズがデメになることはない。

 

 

とは言え華奢な渓流ロッドをザックの中に他の荷と一緒に放り込むのは乱暴な気がするので専用のロッドケースをプラダンで作った。

プラダン製なのでとっても軽い。

バラして竿袋に入れた38フェンウィックの長さに合わせている。40cm弱かな。

 


絶対に安心とは言えないが他の荷で潰されて破損することは無さそうだ。

とりあえずロッド携行時のリスクは解消したと思う。

しばらくはこいつで運用するつもり。

 

おニューのザックを使いたいだけの理由でホームリバー水系に釣行した。

現場は最大支流の源流域。

ホームでザック装備が必要な現場はここと本流源流域くらいしかない。

本流源流域は原種のアマゴが産卵期に入っていそうなのでパス。

消去法で選んだのだが、そう言えば源流域まで詰めたことが無かったことに思い当たった。

林道&山道を沢山歩かなければいけないので敬遠していたのだ。

ザック装備ならば車止めに釣行終わりまで戻らなくて良いし、正に使い所だと張り切って早朝に出発したのだが。

 

 

車止めのゲートが中流域にあるため入渓地点までは林道を延々歩かなければならない。

林道は途中までは舗装されているのだがその後は砂利道になる。

分岐を間違えるととんでもない場所に行ってしまうので山行アプリで確認しながら登った。

入渓点までの距離は先日の雨畑川釣行時の林道歩きに匹敵する。

約500mの高低差があるからね。

えっちら淡々と登っているとランドナーロードバイクの一種)乗りのおじさんが追い越していった。

こんな悪路をチャリで走って楽しいのだろうか。

MTBならいざ知らず。

まあ趣味は人それぞれだなと。

40Lクラスのザックを背負っていたのでただのヒルクライムではないだろう。

何をする気なのだろう?

やがて渓に架かる最初の橋に着いたので渓の様子を確認してみる。

 

 

真っ暗で分からないね(笑

実際には目視できるくらいの明るさだったのだが、水が全くない。

まあ半ば予想はしていたのだが。

それにしてもここまでとは。

スッカラカンに干上がっていた。

まだ上流域なんだけどな。

この場所でこれでは、例え伏流だったとしても源流域の状態は押して知るべし。

すっかりやる気を失ったため源流釣行に見切りを付けた。

で、まだ8時前だったが下山し車止めに戻った。

そのまま帰宅するのもつまらな過ぎるので午前中いっぱいを使って他の支流をサラッと遡行することにした。

里川だが、チビ相手にお茶を濁そうと。

 

 

その現場も酷い減水で全く楽しくなかった。

ホームリバー水系は全体的に水量不足が顕著だった。

梅雨明け以降ホーム釣行しなかった理由でもある。

 

 

それでもチビたんが時々相手してくれました。

今回林道を沢山歩く前提でゴム底の沢履をチョイスしたため川の中がメッチャ歩きにくかった。

ズルズル滑ってもう大変。

前回の黒桂河内川中流域も酷かったけど、それ以上だわ。

転倒落水しなかったのが奇跡と言えるほど滑りまくりだった。

やっぱホームリバー水系はフェルト底一択だなと再認識した次第。