ゴム底の沢靴

 

ホームリバーではほぼ使い物にならないゴム底のウェイディングシューズ。

夏季のウェットスタイルの場合は沢靴なのだが、僕はフェルト底とゴム底の選択肢を必要としなかった。

フェルト底一択だったからである。

ホームリバー水系の渓魚釣りは、里川から大岩ゴロゴロの源流域までバリに富む渓相なのだが、一様に川の中を歩くことが多い。

渡川する際だけでなく、川の中を歩く必要があるからだ。

ボサ川のような川原のない現場も多いし、川の中を歩いて遡行しないと上に行けない。

当然川の中にはゴロゴロと石が沢山あり、ただでさえ歩きにくいのだが、苔が張り付き始めるともういけない。

超滑る。

ズルズル、すってんころりんだ。

人間のバランス感覚の頼りなさを実感する羽目になる。

ゴム底なんてとんでもない。

怖くて川に入れないよ。

過去にホームリバーでゴム底を試したことはある。

川の中であまりにも滑るので速攻で止めました。

スケートリンク状態でお話にならなかった。

以後ラバーソールに関心を持つことは無くなった。

随分昔の話である。

最近早川水系に遠征する機会が増えた。

そしてホームリバーとは遡行のスタイルが違うことにすぐ気付いた。

川原を移動して遡行できるから川の中を歩く必要があまりないのだ。

川の中に入るのは渡川するときだけで済む。

まあそれ以外にも多少は川に入るけど、ホームリバー水系に比べれば極端に少ない。

それと高巻きする回数が相対的に多く、崖も険しい。

入退渓の際の崖の上り下りも傾斜がキツく、距離も長い。

林道や登山道を歩く距離も長い。

フェルト底のシューズにデメを感じる機会が多いのだ。

特に高巻きの時。

川の中で滑って転んでも精々軽傷で済むし、ほとんどのケースはずぶ濡れになるだけだ。

一方崖で足を滑らせて滑落したら…

想像するだけで恐ろしい。

先日の黒桂河内川で特にそれを思い知らされた。

あんな怖い思いはもうしたくない。

で、ゴム底の沢靴をまた試すことにした。

 

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これのフェルト底バージョンを昨シーズンから使っているのだが、堅牢さと軽量性のバランスが良く気に入っている。

同じ作りでゴム底バージョンがあるので迷わずそれにした。

サイズは普段履いているスニーカーのワンサイズ上。

ワイズは2Eだが僕には少し横幅が狭く感じているのでそうした。

普通に履く分にはジャストサイズなのだが、渓を遡行しているうちに足が浮腫んだりふやけたりするので小指のあたりに窮屈感が出てくる。

足の指に痛みや違和感を感じながら遡行を続けるのはストレスが大きいし危険でもある。

だからあえてワンサイズ上。

もしそれで大きく感じるのであればインナーソールを入れて対処すれば良い。

 

 

まあ水の中ではそれほど期待していない。

きっと滑るからね。

陸路で活躍してくれれば良し。

早川水系限定で使うつもりだ。