Date: 2015-10-24
Where: CenturyLink Center, Omaha, Nebraska, USA
Division: light welterweight (140 lbs, 63.5 kg)
Title: WBO World super lightweight title
Result: Terence Crawford def. Dierry Jean (TKO at 2:30, round 10)
試合会場はクロフォードの地元、ネブラスカ州オマハのセンチュリーリンクセンター。
ガンボア戦、ベルトラン戦に続いてのホームカミングファイト。
これがアリーナのロケーション。
結構なキャパですよね。
17,000人くらい入るようです。
ちなみに翌週にはジャネット・ジャクソンのコンサートが予定されてます。
よほどの集客力がないとガラガラになってしまいそうですが、ローカルヒーロー、テレンスくんはその心配はないようです。
でないと短期間に3試合もやれないでしょう。
テレビカメラに映る観客席を見る限り客入りは良さそうですし、白人ばかりなので本当におらが町のヒーローなのかも。
声援のボリュームもなかなかでクロフォードが攻勢に出るたびに(劣勢な場面は皆無ですが)ワーワー大騒ぎ。
ジャンにとってはただでさえ実力上位のクロフォードに対してこのアウェー感たっぷりの会場での試合はキツかったでしょう。
まあ当然のようにクロフォードのワンサイドでしたが。
CenturyLink Center Omaha Convention Center and Arena
テレビ観戦しているものにとっては試合会場の雰囲気ってわかりにくい。
ボクシングの試合って実際に会場に足を運ぶとリングの中以外の観客席の臨場感や雰囲気を楽しめるんですよね。
僕も後楽園ホールから足を遠のかせて20年以上になるのでなんだか雰囲気を忘れつつある。
テレビ観戦オンリーになってしまったなあ。
オマハ市はこんな。
あまりボクシングのイメージのない東海岸の街(フィラデルフィアやニューヨークのようにはという意味)から突然現れたタレントが地元で興行するのはなんかいいですよね。
ところで試合はというと、クロフォードが例によってサウスポーにスイッチしている時間帯が長くて、それがジャンには効果的でした。
左構えからの右フックがシャープで決め手になってます。
まあ、ジャブと右フックだけでジャンを片付けたという感じ。
ジャンのような右の打ち方、打撃フォームの固まったタイプはサウスポーが相手だと手数が減る傾向。
逆に自己流というかあまり型のないフォームのブローナーはサウスポーをまったく苦にしない。
どっちが良い悪いではないんですけどね。
対サウスポー戦術も大事ですが型を崩す柔軟性もあっても良いのかなと思いますね。