ショートレビュー クロフォード - ランディ

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Date: 2016-02-27

Where: Madison Square Garden, New York, USA

Division: light welterweight (140 lbs, 63.5 kg)

Title: WBO World super lightweight title

Result: Terence Crawford def. Henry Lundy (TKO at 2:09, round 5) 

 

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 BoxRec

 

マッチアップ:★★

スリル:★★★

スキル:★★★★

印象度:★★★★

 

ringtv.craveonline.com

 

あからさまに拝借するのもなんなので、

上のリンク先リングマガジンのサイトのボクシングカメラマン福田氏の写真を見て感心した。

ベストタイミング、ベストアングルというカメラワーク的なものより、この写真一枚がこの試合のことを雄弁に語っているという点でね。

クロフォードを象徴する絵図らとも言えます。

過去、僕はクロフォードのスイッチスタンスに関してはややネガティブなことを書いてきました。

一般的にスタンスを変えることは相手を幻惑する意味合いがほとんどであり、やりづらくさせられればOKという認識だった。

クロフォードにおいてもほぼそのイメージだったのですが、どうやらちょっと違うぞと。

彼の場合、左構えのまま最初から最後まで通してしまうことが少なくない。

最初は良いのだけど、

最後は普通ありえないのです。

試合のエンディング 、つまり倒す時というのは自分本来の構え(クロフォードの場合オーソドックス)で相手を追い込み、詰めを図る。

サウスポーのまま倒しきってしまうというのはねー。うーん。

他にあまり観たことがない。

もしかしたらクロフォードは技術的に新しいものを生み出そうとしているのかも。

やや飛躍した感想かもしれませんが、ランディ戦を観ていてそう思ってしまった。

  

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ドレスを合わせてノリノリで応援するクロフォードファミリーの絵もすっかりお馴染みですね。

負けた時どんなリアクションになるのかと想像してしまう僕は性格が悪いです。はい。