プエルトリカントッププロスペクトのベルデホを取り上げます。
トップランクがマネージメントしていますから近い将来知名度がグンと上がるでしょうね。
現状8回戦。慎重にキャリアを積ませているようです。
今月末に予定されていた試合を怪我でキャンセルしたという記事を読んだので、ちょうど良いタイミングかなと。
えーと、身長175cm、リーチ183cmのライトウェイト。
サイズ的には恵まれている方。
ロンドンオリンピックでライト級に出場しワシル・ロマチェンコに負けたことをいちいちアナウンスされるのが可哀想な21歳。
アマキャリアのハイライトで負けた相手の知名度が高いと残念な感じになりますね。
とは言え潜在能力はなかなか。
アップライトに構えて高いガード、ストレートパンチ中心とアマエリート臭プンプンですが、スピードとキレがあるのでひ弱な印象はない。
キャリアを積むにつれだんだん試合ぶりが派手になってきているところなんか上昇期のコット的。
倒すコツを掴みかけているところがね。
ダイナミックに大きく踏み込む右の的中率は悪いですが、体勢を戻しながらの返しの左フックは、タイミングとアングルが独特。
全般的にパンチの軌道が大きいのですが、時々コンパクトに振り抜くフック系のキレは素晴らしくオフェンスのキーになっています。
オースガリビヤヌエバを倒したサウスポーにスイッチしてからの右フックがそれ。
しかも左構えからの左のストレートパンチにもパワーが乗っていてかつぎこちなさがない。
スイッチして普通に戦えるのは今後の強みになるかもしれません。
直近2試合の動画を貼ってますが、うーん良くなってきてますね。
元々のダイナミックさを維持したまま動きに柔らかさと滑らかさが出てきてます。
本格的に名前を売り出すのは再来年くらいか。
vs.カリム・エル・オースガリ
vs.セルヒオ・ビヤヌエバ