月曜日の朝これを書いているのだが、体が重いというか怠いというか疲れが残っている感じ。
週末の釣行(遡行)がキツいのかな。
体力に自信がある分オーバーワークになっているのかもしれない。
ルアー釣りでの遡行はテンポが良いからペースが速い。
歩く距離自体は一釣行で10〜15kmと大したことないが、昼飯時以外休憩なしにさくさく歩いているから無意識に(年甲斐もなく)頑張ってしまっているのかも。
夢中になって遊んでいると案外その時は疲労を感じないものだ。
後から来るんだよな。
ケガの心配もあるしちょっと遡行のペースを落とそう。
釣法を変えれば、もっとペースの遅い釣りができるのでは?
そう思い、以前から関心のあったテンカラを始めることにした。
元々渓流のルアー釣りに特別拘っていたわけでも思入れがあるわけでもない。
面白いし、まだまだやりたいことが多く残っているとは思っているが、それと同時に渓魚をルアーで釣ることに限界を感じてもいる。
ルアーではどうにもならない渓魚があまりに多いことに否が応にも気付かされ、
効率の良さ(手返し的に)と効率の悪さ(キャッチ率的に)のメリデメ天秤が均衡してくれずに苛つくことがある。
そして経験値が上がるほどにその感は強まってきた。
単純に毛バリに興味があったこと、
延べ竿+釣り糸+毛バリというシンプルな(原始的な)釣りに興味があったこと、
それと固有種(渓魚)を伝統釣法で狙うという説得力。(ルアー釣りは所詮舶来文化)
そんなこんなでテンカラ。
毛バリがルアーのデメを補ってくれるとは思っていないが、渓魚がどういう反応するのか興味深い。
ということで先ずは準備から。
テンカラタックルを揃えるに当たりロッドをどうするか少し悩んだ。
一般的には3.6mくらいの6:4(胴調子 )が使いやすいようだ。
本流でやるなら4m超か。
自分の釣りに合うのを選べば良いのだが、うーん、わからない。
当面ルアー釣りと並行してやるつもりだが、テンカラが面白くて嵌るようであればどうせ数本買い増すのは目に見えている。
最初にあまりにも一般的なキャラのロッドを選ぶとその後つぶしが効かなくなることは経験上わかっているので、やや特殊なショートロッドかつ操作性重視のやや先調子(7:3)という条件で探索した。
で、二代目てんから源27。
24の方はキャストが上達したら買い増すかも。
鱒レンジャーに続いてまた大橋漁具のロッドを選ぶとはね。
ニッチなとこ上手くついているよな。このメーカー。
そして例によって低価格。
ハードル低すぎだろ。(キャラ的にチョイス失敗しても破損しても割り切れる)
でも鱒レンジャーと違って(失礼)見た目はチープじゃない。
他を知らないので突っ込めないだけかもしれないが。
現場で振った感じは、思っていたより弾力がありその分シャープさはないかな。
ラインはレベルライン(フロロ)3.5号、
ハリスはフロロの0.8号で先ずはやってみる。
ハリスは結構重要だということに現場で気付いた。
僕が入手したハリスは糸グセ(結びコブ)が妙につきやすく泣かされた。
そういうもんではなかろう。
1発目は授業料と割り切り次は慎重に製品選びしよう。
まあわかっていたことだが、毛バリ、飛ばない(笑)
小一時間でキャストには慣れたが、それでも飛ばない。
片腕の長さ+ロッド長+ライン+ハリスでMax8m程度だもんな。
しかもそこまで飛ばせてないし。
毛バリが飛ばないデメリットはピンに必要以上に近づかなければならないこと。
魚にバレちゃって警戒されてしまう。
岩の影にポジションするとか地面に片膝いて姿勢を低くするしかない。
ルアーの射程圏の半分以下の距離まで近づかないと毛バリを送り込めないのだ。
そのことが一番のネックで今後解決しなければいけない課題だ。
先週末の釣行からテンカラを要所(魚影の濃いエリア)で試したが釣果はゼロだった。
キャストの慣れに時間を要したこと(ぶっつけ本番だった)ライントラブル(ハリスの糸グセが主)に泣かされたこと、頭上に木の枝が伸びていないエリアがあまりなかったこと(バックスウィング時に後方で枝に毛バリが引っかかることが多い。視界前方に枝が伸びていても低弾道故案外大丈夫だったりする。)などネガが多くて釣りにならなかった。
初回の洗礼を受けた分たっぷり勉強させていただきました。
いろいろ気付いたこともあるので次回以降アジャストできると思う。
そう言えば毛バリって水中で全然見えない。
向こう合わせが効かないとすると(渓魚はそんな感じだと思った方が良い。)アワセを入れるタイミングをどうやって取るのだろう。
ある程度テンション入れておくということか。
まあ僕の場合今のところ余計な心配だが。
土曜日は先週途中で遡行を止めた本流筋の名もなき支流で続きをやった。
実は川の名前はちゃんとある。
実名を記さないのはルールなので誤魔化しているだけ。
この川の魚影は規模の割になかなかのものだ。
僕はわざと雑に釣りしてフィールドの遊漁環境保全を図っている。
こういう手付かずのチョロ川でガチの釣りしてはダメだよね。
この日最大の9寸くらいの子。
ポテンシャル確認中のバギースピナーで。
尺前後の個体もチラホラ目視できるのだが食ってこない。
川の規模が極端に小さいので落ちパク以外では中々プラグを追いきれないからだ。
毛バリならどうなのかな。
テンカラは頭上が木の枝びっしりなため見送った。
毛バリでチョウチン釣りをやる方法はあるのだろうか?
ルアーならどんなタイトなエリアでもピンに送り込めるのだが着水後に動かす距離が短い(1mとか)からピックアップまで僅かな時間で食わせなければならないからムズい。
掛けた直後は尺かと思ったが。
チビばかり釣っているため稀に良型が来ると実際以上に大きく見えるという情けなさ。
いい個体なのは確かだが。
こんな水たまりみたいな所でちゃんと育つんだな。
餌が豊富なのだろうか?
個体数が多いので競争は激しそうだが。
これじゃテンカラは無理だよね。
源流までずっとこんな感じでキャストできる場所も限られている。
遡行もなかなか大変だ。
釣果のほとんどはバギースピナーだった。
他をあまり使わなかったこともあるが。
小渓流で使う際のメリットはタイトプールなど着水からピックアップまでの移動距離が稼げない場合でも仕事してくれること。
CD3同様だ。
パッとスイッチを入れる力はスピナーの方が若干上かもしれないがケースバイケースな感じかな。
倒木の下を川が流れている。
源流域には台風の爪痕があちこちにある川だった。
魚は水量がほとんどなくなるエリアまで居た。
サイズも小さかったし魚影を確認するだけで実際に釣らなかったけどね。
日曜日は本流源流域に行った。
テンカラもやったが前述の通りほとんど釣りにならなかった。
テンカラではノーフィッシュだったがルアーではポツポツ。
テンカラやりつつのだったためリズムが悪く魚影の割りにはあまり釣れなかったが。
渓流ルアー釣りはリズムが大事だと再認識した次第。
だから休みなく遡行して疲れちゃうのだが。
小雨が時折降る天候で少し肌寒かった。
終日ローライトで源流域だから尚更暗い。
こんな時安物偏光グラスも考えものだ。
暗すぎて逆に見えない。
ローライト時に使える偏光グラスの必要性を感じた。
スピナーとCD3、タイトエリアで強いのはどっち?
交互に使いつつ比較したが、結論はケースバイケース。
沈下速度が速いスピナーでは使いづらい場所ではCD3にアドバンテージがあり、
追い食いが期待できるシチュエーションではスピナーの方が良いかな。
決定的な差はないけどね。
ただ以前CD3に反応が悪くスピナーがど嵌りする時があったので安定感はスピナーの方があるかも。
それとミノーのようなスレがかりがほとんどないのがスピナー。
ちゃんと口にフックが掛かるので個体には比較的優しい。
まあ釣っていること自体魚を虐めているとも言えるが。
この日テンカラは散々だったが次回はちゃんと釣りになるよう修正しようと思う。
タックルから見直しかな。