悪水

 

先週末の釣行について。

土曜日は急きょ仕事が入っていたため日曜日に遠征釣行した。

最近続けざま2回釣行した川だが、最奥の支流と本流筋の源流域をまだ遡行していなくてやり残し感があったため確認したかった。

多分釣れないだろうなとは思っていたが実際釣れなかった。

まあ調査釣行に近い。

最奥支流は所謂悪水の影響で釣り場としての価値が低くあまり人気がないが、本流合流

点や最下流部を眺めた時には悪い感じは受けてなかった。

本流筋の源流域に関しては、枝分かれした一方は既に遡行したのだがもう一方(本流筋ではない?)は途中で高巻きが面倒い滝があったため断念していた。

その上がどうなっているか知りたかった。

朝起きた時から体調が良くなかったのだが、延々と続くタイトなワインディングロードを車で走っていると更に悪化した。

現場に着くとフラフラで釣りどころではなかったため暫く車で休むことにした。

後席で横になったが中々体調が回復せず、結局車の中で3時間ほど寝ていた。

そして何とか釣りできそうな程度に回復した時には9時を過ぎていた。

先ずは最奥支流の方。

本流合流点から釣り上がった。

 

 

悪水云々の前に水量が少ない。

それと入水して直ぐに分かるほど水温が高い。

魚はそれなりに居て簡単に見つけられたが、食いっ気が全くない。

ルアーをゆら〜とゆっくり追いかけて止めるみたいな。

偶にチビが食ってくるだけ。

 

 

一度8寸くらいの魚をバラしたが、それ以外はチビが掛かるだけだった。

途中集落がある中流域エリアは渓相が良くなかったが魚は居た。

ただ人は入っているようで足跡だらけ。

本流に比べて入退渓がイージーなのでそれなりに人が入るのだろう。

不人気というわけではないようだ。

だから釣れない。

そんな現場だった。

集落を抜けて上流域に行くと、川の色というか岩の色が不自然になり、本格的に悪水エリアになる。

 

 

入渓場所はそれほどではなかったが少し水色が白んでいるのがわかる。

釣り上るにつれて川底の色が不自然に黄色くなりだし、魚信が遠のきだし、魚影が確認できなくなった。

それでも川沿いに林道が延々と続いているため、無駄だと分かりつつ登って行った。

源流域まで林道を登ったが(川がキモいので遡行はせず)状況は全く変わりそうもないため入渓はせずに下山した。

この支流は下流域以外はあまり魅力がない。

それがわかったので多分もう来ないだろう。

遅めのランチを取った後本流の源流域を遡行した。

前回諦めて引き返した滝より上を確認したかったのだ。

 

 

この滝は落差が30mくらいあり、巻くためのルートが見つけづらい。

前回は面倒くなって諦めた。

よくよく確認してみると右岸側に人が作った高巻き用の道(崖を削っただけだが)があったのでそれを利用して巻いた。

 

 

その上も滝の連続するエリアだった。

そして魚は居なかった(笑)

水量はそれなりだが魚影なし。

退渓予定時間も過ぎて夕方だったし、高巻きに疲れたこともあったし、体調も万全ではなかったこともあり途中で止めて退渓した。

この日釣果はなかったが、未遡行エリアをほぼ消し込んだことでこの川全域の把握できたのだから、それはそれで良しとしよう。

秋になったらまたこの川に来るつもりだ。

その時は上手く対応できなかった本流中流域に再チャレンジしたい。