奥谷沢など探索

 

 

先週末は早川水系の奥谷沢など釣行した。

釣果は芳しくなかったが未知だった現場の確認はできたので自分的には良し。

遊漁料払った分は遊べたと思っている。

魚があまり居ないことは予想していたため失望感はない。

問題は暑さだった。

無慈悲に体力を削る暑さで相当なダメージを受けてしまった。

特に崖登りがキツくて汗を大量にかいた。

ドリンクを500mmしか携行していなかったため全然足りず、

それが足枷になって目標地点まで行けずに引き返す羽目になった。

いつも車を停めていた老平集落の駐車場は満車だったため林道入り口からはだいぶ離れた場所に停めなければならなかった。

上写真の林道まで30分くらい登り坂を歩かなければならず、それも体力を削る要因になった。

 

 

林道から崖下を見る。

なんか毎回これをやっているような。

つまり遥か下に川があるのである。

かなり高い崖だが無理すれば降りられる程度の斜度ではある。

今回下流部はパスなので降りなかったが。

 

 

林道を30分程歩くと終点の分岐点に着く。

左に行くと沢にスムーズにたどり着けるエントリーコース。

右は布引山までの崖沿いの登山道だ。

今回は右にコースをとってしばらく登山道を歩いた。

登山道は崖を削って作ったもので比較的踏み跡はしっかりしている。

途中崖の急な箇所は滑落防止の柵が張ってあり危険度はあまり高くない。

割と軽装の登山客が歩いていることから初級コースの登山道なのかもしれない。

山行に興味ないので調べるつもりはないが。

登山道の途中で沢に降りれそうな分岐(とてもわかりずらいが)があったので沢方向に進路を変更した。

ただ僅かな踏み跡を頼りに順調に降れたのは途中までで最後の方はチョロ川の急斜面を滑るように降りた。

そして崖を滑るという選択肢があることに気づいた。

足を引っかけて置く場所のない急斜面は怖いから敬遠していたが、短い間隔で滑っていくことで降りていくことが可能だ。

ズルッと滑って2mくらい落下し止まる、それを繰り返しながら降りていくのである。

最初度胸が要ったが、要はスノボで急斜の雪面をズルズル降りる感覚に近い。

ロッドを手に持っているとむずいが、今回はロッドケースに入れてバックパックに縛り付けていたので両手が自由でバランスが取りやすく崖滑りのコツが掴みやすかった。

 

 

ここが入渓点なのだがチョロ川の流れ込みを滑り降りてエントリーした。

手が自由だと結構大胆なことができるのだなと。

わざと足を滑らせるという発想は今までなかったな。

手でバランスを保つのと落下速度の調整とブレーキをかける。

当然軍手必須だ。

足元の滑りを利用するという逆転の発想を持つことができたが調子に乗ると事故につながるので安全度の見極めも大事だ。

管理されたスキー場ではないので勘違いしてはいけない。

 

 

支度をして遡行を開始したが、魚影はほとんど無し。

たまにユラ〜と追ってくる個体も居たが全くバイトしそうもない。

ここは人が入っているのだろう。

抜かれている(スレている)感が凄い。

大した距離を遡行しなかったが釣れる気が全くしないため一旦退渓した。

横着して登頂できる可能性の低い場所で崖を登ったため完全にルートを見失い(登山道が見当たらず)無駄に体力を削ってしまった。

結局崖を登りきれないのである。

上に登れば登るほど崖が急になり最後は切り立った岩盤が行手を阻む。

無理に岩盤をよじ登ると滑落のリスク大のため諦めて結局下に降りる。

これを2回繰り返してしまった。

素直に入渓場所に戻れば良いものを、それを面倒くさいと思った。

未知の崖を登って登山道に出る方が楽と何故か思ってしまった。

暑さで冷静な判断ができなかったのかも。

この時点で汗びしょびしょで、首に巻いたタオルは水に付けたくらい汗を吸って濡れていた。

ドリンクもほぼ飲み干してしまい水分補給の不安を抱えた。

結局入渓点まで戻り退渓。

その後登山道で上流に移動した。

 

 

崖登りで足をほぼ使い果たしていたためヘロヘロになって辿り着いた吊り橋ポイント。

本当はここまで遡行するつもりだったのだが、魚影も滝を巻く気力もなかったので途中離脱したのだ。

吊り橋の上流側に降りて遡行再開したが、全く魚影は無し。

30分くらい遡行して心が折れました。

そこから先はただの沢登りになることが予想できたし、魚影ゼロではモチベがダダ下がりし足が動かない。

 

 

水量もこんなだし、全くやる気にならなかった。

ホームリバーの源流域に雰囲気がよく似ていた。

サイズはともかくホームならこんな渓相でも魚が居るんだけどな。

キャストする気が失せるほど無であった。

 

 

釣行前は源流域まで詰めるつもりだったが妥協して退渓した。

だって全く釣れそうもないから。

釣れない源流渓魚釣りはただの沢登りだ。

体力が十分余っているのならそれでも探索欲をガソリンにして遡行を続けるが、ほぼ使い果たしている状態ではケガのリスクが高まるだけの苦行になってしまう。

帰路もそれなりの距離があるので僅かでも体力を残しておかないとまずい。

今回のように全然釣れないとメンタルもやられちゃうしね。

行動食は適切なタイミングで摂取していたが、ドリンクが無くなっていたため熱中症の心配があったこともある。

現場の高度は700m程度なので気温も低くなくて30℃以上あった。

発汗量が最近にないほど多くて喉の渇きを常に感じていた。

その状態だと釣りなんてどうでもよくなるからね。

退渓し登山道と林道を下って車まで戻りランチタイムにした。

食事をして少し体力が戻ったので南アルプス街道での帰路の途中にある春木川と米無川も初めて遡行し現場チェックした。

春木川は工事だらけで渓魚釣り場としての体を成しておらず、魚影も皆無。

潔いほど無であった。

 

 

米無川は規模の小さい渓だったが魚は居た。

ポツポツとアマゴらしき追いがあり魚影は確認できたが、いかにも薄い。

水量も少なく渓魚釣りを楽しめる現場とは言い難いかな。

ネガとしては、車を止める場所がほとんどないこととアブが多いこと。

車の外に直ぐに出れないくらいアブが寄ってくるのには閉口した。

ただこの川、雨後で他の支流が増水と濁りで釣りにならない時の避難場所候補になれそう。

来シーズン気が向いたらまた来るかもしれない。