DVDで鑑賞。
フォーマット的には多分『スクール・オブ・ロック』
ギャルの教育実習生が「単位取得のため」というお気軽意識で着任するが 、徐々に子供たちと心を通わせていくというありがちな人間成長ストーリー。(子供達も含めて)
クライマックスは子供達のライブなのでしょうが、個人的に楽しめたシーンはそれでなく満島ひかりが校舎の裏でタバコを吸いながら子供をイジるシーンとドラッグストアでの万引き事件の件。
へんなカメラアングルでしょ。ドラムカンがいい味だしてます。
主人公の純一が大事にしている消しゴムを取り上げて、
「好きな子にもらったんでしょ?そうでしょ?」
と問い詰め、赤面してモジモジする子供を見て悦に入るというサディスティックなシーンなのですが、妙にエロいのである。
この段階では9歳の子供をからかって喜んでいるだけの小娘に過ぎないというのを表現したかったのでしょうが違う意味で僕は楽しめてしまった。
そしてドラッグストアでの万引き事件のシーン。
仲良し5人組の1人が絆創膏を万引きするのですが、居合わせた満島ひかりが小学校の担任として(実習生ですが)子供といっしょに店員に謝罪する。
この段階でギャル(学生)から責任感を持った教育者の顔に変わっているという設定なのでしょうが、なんというか母性本能がチラホラという印象もあり妙に印象に残りました。
店員役の津田寛治もさすがの演技。
ストーリー的にはちょっと媚びているかなという感じですが、満島ひかりの何を狙っているのかよくわからない怪演のおかげで飽きずに観れました。