Saturday 24, August 2019
Traktor Sport Palace, Chelyabinsk, Russia
Commission - Russian Boxing Federation
Promoter - Titov/RCC Boxing Promotions - German Titov, Queensberry Promotions - Frank Warren, Main Events - Kathy Duva
Matchmaker - Jolene Mizzone, Vlad Eliseev, Andrey Katyshev
Doctor - Pavel Zhukov
Inspector - Sergei Khursanov
Media - Russia TV 1, USA ESPN+
Light Heavy Contest, 12 Rounds
マッチアップ:★★★
スリル:★★★スキル:★★★
印象度:★★★
試合後にCOMPUBOXのデータを確認してちょっと意外に思った。
観戦中の印象としてはコバレフが手数でヤードを圧倒していたというものだったからだ。
実際の手数は印象ほどの差はなかった。(686 : 575)
中盤にボディが効いてしまったコバレフがピンチを背負い、
その時だけヤードが手数をまとめたためだがそこを除けばやはりコバレフの手数が多い。
そしてジャブの比率と的中率が高い。
コバレフの美点は的確なポジショニングを可能にしているフットワークとオフェンスの軸になりうる強くしつこいジャブだ。
まあこの2つだけが際立っているとも言える。
足さばきに関しては、無駄に跳ねず、必要な距離だけ動き、必要な角度だけ回転する。
で、右足の蹴りでパンチングパワーを生んでいるフォームなので右足の爪先パートの接地位置と角度を神経質に微調整しながら動いているのがわかる。
ハーンズにスタイル的には似ているのだが、ハーンズほどシャープではなく、ハーンズより柔軟だ。
受けに回ると弱くガラガラと一気に崩れてしまう点も似ているかな。
ストロングポイントとウィークポイントが顕在するところに魅力があるとも。
この試合はかなり危ない場面があったけど珍しく堪えられたのは、勝てば次にカネロ戦が待っているというモチベーションが支えになったからか?
カネロ-コバレフは面白いかもしれないが、体格差があるのでキャッチウェイト取り入れるのかしら?
だとすると多少興味を削がれるね。