Date: 2015-01-31
Where: O2 Arena, London, United Kingdom
Division: lightweight (135 lbs, 61.2 kg)
Title: vacant WBC Silver lightweight title
Kevin Mitchell 38-2-0 (28KO)
vs
Daniel Estrada 32-3-1 (24KO)
Result: Kevin Mitchell def. Daniel Estrada (TKO at 1:12, round 8)
現役トップレベルでボディワークに特徴を持つファイターとして思い浮かぶのは、
先ず、マウリシオ・ヘレーラ。
それともう1人が英国人のライトウェイト、ケビン・ミッチェルです。
2人ともメジャータイトルホルダーでないところがね、なんとも。
ただタイプが違うんですね。この2人。
エレーラの方は無理の無いナチュラルな避け方、ディフェンスをしているのに対してミッチェルはややアバンギャルドで反セオリーなディフェンスルーティン。
ガードは低いというよりほぼしない。
両手はパンチを打つためにあるという、まるでホセ・ナポレスのようなスタイル。
もちろんナポレスと同列に語るつもりはないのですが。
まあ、英国人ということもあり、或はナジーム・ハメドの影響かも。
そんなミッチェルはマッチアップ的に嵌ると実に見栄えのする試合をします。
今回のエストラーダ戦がまさにそんな感じ。
要はスピードがなくて単調なオフェンスをする相手ならOKということです。
ナチョ・ベリスタインが教えるエストラーダはそれなりに地力があると思いますが、ミッチェルを乗せてしまったらジリ貧だわな。
せっかくの長身、ロングリーチが生きてない。
スローで単調だから懐に入られちゃう。
メキシカンのわりにはアッパーも打たないから距離を詰める恐怖感が無さ過ぎ。
結局戦うのはボクサーであり、なんぼ名伯楽でも上手くサポートできるわけではないということですな。
ミッチェルはリナレスとマッチアップする可能性がありますがエストラーダ戦のようにいかないでしょう。
ガチーンとリナレスのカウンターをもろに食ってマットに沈みそうな予感が。
坊主頭にする前。
20代半ば?
ケビン君、ハンサムでないですか、うーん、残念。