山岳渓流や源流釣行の場合ザック装備になるが、その荷物の中で重量の多くを占めるのは現場めしセット(クッカー、ボンベ、食材、水)だ。
それが無ければザックの荷室はスカスカで軽いため背負うのは楽である
疲労度に影響するザック重量を増やしてまで現場めしセットが必要なのか?
コンビニおにぎり2〜3個持っていけば良いのでは?
渓の現場でクッカーを使ってランチすることは渓流釣りの大きな楽しみの一つであり、僕にとっては無くてはならないものだ。
張り切って早朝から現場入りしたのものの肩透かしを食らうような貧果で午前中が終わってしまったとしてもランチの楽しさがストレスを解消してくれる。
と言っても面倒な調理をしてランチに時間をかけるわけにはいかない。
現場めしセットにしても軽くてボリュームが少ない方が良いに決まっている。
手軽に作れて荷物もできるだけ少なくて味覚的な満足度もそれなりに担保するランチ。
それを考えるのも毎週用意するのも結構面倒い。
毎週末のことなので飽きが来ないようにすることも大事だ。
で、来シーズンの現場めしのエース候補になっているのが無印良品のスープパスタの素だ。
無印良品の開発コンセプトは「鍋ひとつで手軽に作れるパスタ」だそうだ。
https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/food/pasta/sauce/
使えそうじゃね。
ということで自宅でお試しすることにした。

ジップロックの300ml容器一杯でちょうど一人前のパスタ量になる。
追加具材はプチトマト数個だけ。
レトルト容器とジップロックの二つの荷で済むことが重要なポイントだ。

クッカーも一つでOKだ。
ふりかけソースを使う方法もあるが、あれは味気ない。
普通はパスタを作る場合、ソースを温めるために同時進行で鍋が二つ必要になる。
無印はそれを一つにしたことがナイスアイデアなのだ。
パッケージの裏面にあるレシピ通りに450mlの水を入れる。

湯が沸いたらオールインするだけなので超簡単だ。
パスタの代わりに米入れてリゾットにするのも良さそうだ。
煮込み時間が12分間と長めなのがちょいデメかな。
実食すると意外にボリュームがあり、中年のおっさんの胃袋では食べ足りない感じはなかった。
これだけで十分渓流めしが完結するなと思えた。
もし遡行中に小腹が空いてきたら行動食を口にすれば良いしね。

こっちはコクがあってより好みの味だったが、牛乳入れろとレシピに書いてある。
牛乳は渓流めしにはネックだな。
夏場は現場に持っていけそうもない。

これは追加具材のキャベツインだけなので現場に持っていけそうだ。
肉団子が5個ぐらい入っていて具のボリューム感があった。

パスタはコンキリエ推奨とあるがスーパーには売っていないので無印で買った。
一食のコストとしては、
無印ソースパスタの素(390円)+無印パスタ(290円÷2)+追加具材 ≒ 550円
追加の具材が無いとずいぶん物足りなくなる。
味もそうだが見た目的にね。
まあソースパスタのベースだからね。

一応全種類買ったのだが「魚介のトマトガーリック」と「サーモンとマスカルポーネクリーム」はまだ食していない。
サーモン〜の方は追加具材がほうれん草なのでそれは良いのだが牛乳インがネック。
魚介〜の方はシーフードミックスを入れろとあるので無理っぽい。
ホームの釣りで車調理なら対応可だ。
現場めしの即戦力は、
「ボンゴレビアンコ」と「香味野菜とポルペッテ」の2種のみ。
ただ車内調理なら全種類OKなので、ホームの釣りの際は、
「海老とチーズのトマトクリーム」と「魚介のトマトガーリック」と「サーモンとマスカルポーネクリーム」をローテしても良いかな。
それと災害時の非常食としてストック(賞味期限注意だが)しておくのも良いだろう。
災害時は追加具材どうのなんて贅沢する余裕はないだろうし。
*季節限定商品っぽいのでタイミングをみてまとめ買いしておいた方が良さそうだ。

