Date: 2014-11-22
Where: Cotai Arena, Venetian Resort, Macao, China
Division: welterweight (147 lbs, 66.7 kg)
Title: WBO World welterweight title
Manny Pacquiao
vs
Chris Algieri
Result: Manny Pacquiao def. Chris Algieri (unanimous decision, 119-103, 119-103, 120-102)
試合内容はオフィシャルスコアが表している通り。
特に語りたい感想はないし、アルジェリの対戦資格に関しても否定的な見解変わらず。
2度目のダウンでカウントアウトしなかったことが余計ワンサイド色を強めてしまった感あり。
アルジェリの逃げ腰な姿勢に終始している様を見ながら思い出した試合があります。
ロベルト・デュラン-ルー・ビザロ
76年5月に行われたデュランのライト級タイトル8度目の防衛戦 。
会場は当時無敗のビザロのホーム、米国フィラデルフィアです。
デュランのノックアウトハイライト映像に必ず出てくるワンサイドマッチなのですが、
僕がこの試合を観たのは高校生の時、ビデオテープを買ったんですよね。
まあ、残酷な試合です。
10Rにビザロが喫した2度のダウンは今なら試合を止めるほどのダメージ。
実力差も明らかですし続ける理由不明なままズルズルとラウンドを消化、負わなくても良い余計なダメージを被って結局14Rに失神KO負け。
ビデオ観戦した時、ビザロのボクシングを見て思ったのは、
「こういうのをアウトボクシングというのだろうか?ただ打ち合いを避けて逃げている だけでは?」
勝機の全く見えない、言ってしまえば、なんのために試合しているのかさえわからない。
同じボクサータイプでもブキャナンやデ・ヘススはそれなりにデュランと打ち合って試合が噛み合ってましたからね。
やはり実力、対戦資格 の問題なのだと思います。
スタイルの問題ではない。
相手がどんな実力者であってもどこかで何かで牙を剥かないと。
通じる通じないかは別問題。
もしかしたらパッキャオ陣営にとって今回のマッチメークはメイウェザー戦に向けてのデモンストレーション的意味合いが多少也ともあったのでは?
だとしたら倒して欲しかったですね。
残酷だなと思えるくらい強いインパクトを残してね。
アルジェリ弱かったねー、が感想では締まらないわ。
【関連記事】
そういえばフェザー級以降のパッキャオの対戦相手で1試合しか観戦していないボクサーっていないなと思い、アルジェリの試合を漁りました。パッと出ですもんね。名前はプロ...
別にこの試合のオフィシャルスコアに懐疑的なわけではないのですが、俯瞰してみて試合展開との擦り合わせ等。5ランンドまでふたりのジャッジは48-47でブラッドリーに...
ようやく新しいPCが手元に来ました。中古の『ThinkPadT61』なんですけどね。しばらくはこれでガマンですわ。それにしてもキーボード使いにくっ!配列が変だし...
<WBOウェルター級タイトルマッチマニー・パッキャオvs ティモシー・ブラッドリー/ラスベガス>WOWOWで生観戦しました。アンダーカードが全て終わってからメイ...