2014年の海外のボクシングをリング誌のP4Pレイティングリストにフォーカスして個人的に振り返りたいと思います。
リストアップされている10人の今年の試合結果をトレースします。
*( )は2013年末時のレイティング
Pound for Pound Ratings by Ring Magazine
No.1 フロイド・メイウェザーJr( No.1 → )
- 9/13 vs.マルコス・マイダナ 12UD勝ち
- 5/3 vs.マルコス・マイダナ 12MD勝ち
No.2 ウラディミール・クリチコ ( No.4 ↑)
- 11/15 vs.クプラト・プレフ 5RKO勝ち
- 4/26 vs.アレックス・リーパイ 5RTKO勝ち
No.3 マニー・パッキャオ ( No.7 ↑)
- 11/23 vs.クリス・アルジェリ 12UD勝ち
- 4/12 vs.ティモシー・ブラッドリー 12UD勝ち
No.4 アンドレ・ウォード( No.2 ↓)
- ー
No.5 ローマン・ゴンザレス ( - new)
- 11/22 vs.ロッキー・フェンテス 6RTKO勝ち
- 9/5 vs.八重樫東 9RTKO勝ち
- 4/6 vs.ファン・プリシマ 3RTKO勝ち
- 2/15 vs.ファン・カンツン 6RTKO勝ち
No.6 ギジェルモ・リゴンドウ ( No.8 ↑)
- 7/19 vs.ソツ・ゴーキャットジム 1RKO勝ち
No.7 ティモシー・ブラッドリー ( No.3↓)
- 4/12 vs.マニー・パッキャオ 12回UD負け
No.8 ファン・マヌエル・マルケス ( No.6 ↓)
- 5/17 vs.マイク・アルバラード 12RUD勝ち
No.9 カール・フロッチ ( No.10 ↑)
- 5/31 vs.ジョージ・グローブス 8RTKO勝ち
No.10 サウル・アルバレス (No.9 ↓)
- 7/12 vs.エリスランディ・ララ 12RSD勝ち
- 3/8 vs.アルフレド・アングロ 10TKO勝ち
昨年までリスト外のローマン・ゴンザレスが5位でランクインしています。
まあ評価されるのが遅かったということ。
フライ級以下はなかなかね。
入れ替わるようにリストから消えたのはセルヒオ・マルティネス。
ゴロフキンがランクインしないのは強豪(名前のある)との対戦がないからでしょうか。
リング誌は欧州のボクサーの評価が相対的に低いということもあるのかな。
来年のマッチメーク、活躍次第でリストに顔を出しそうなのはテレンス・クロフォードあたりでしょうか。
サウル・アルバレスはちょっと壁にぶつかっている感あり。
伸び悩んでいるというより、オフェンシブなスタイルをアピールできるほどスタミナがないことがわかっちゃた。後半の失速がね。気になります。
正直、メイウェザーとクリチコという負け難い2人がトップ2を占めているうちはボクシング界に大きな変化はないと思っています。
2015年、2人は今のステイタスとポジションを維持出来るのでしょうか?
できるでしょうね。肉薄する者がいないもの。
個人的な年間ベストマッチは、
オーランド・サリド vs.ターサク・ゴーキャットジム
印象に残ったパンチは、
ゲンナディ・ゴロフキンがダニエル・ギールをノックアウトした右。