Date: 2014-09-20
Where: Auditorio Municipal Fausto Gutiérrez Moreno, Tijuana, Mexico
Division: super featherweight (130 lbs, 59.0 kg)
Title: interim WBO World super featherweight title
Orlando Salido 41-12-2 (28KO)
vs
Terdsak Kokietgym 53-4-1 (33KO)
Result: Orlando Salido def. Terdsak Kokietgym (TKO at 0:16, round 11)
130ポンドにウェイトを上げたサリドが倒し倒されの激闘を制してメジャータイトル獲得。
ファイト・オブ・ジ・イヤーの呼び声も上がっているガチンコの打ち合いですが、まあ単純に面白い試合ではあります。
サリド、本領発揮といいたいところですが、パンチングパワーで上回るゴーキャットジムの強打に苦しめられた印象の方が強いですね。
こんなにダウンするサリドを見たのは初めてです。
打ち合いには絶対の自信を持つサリドですが、相手がハードヒッターだとそこがウィークポイントになりうるということ。
ハードヒッターというのは相手に必要以上に警戒されてディフェンシブに対峙されがち。
結果、なかなか自慢の強打を当てさせてもらえなかったりするものですが、
サリドのように打ち合い上等、「どうぞいらっしゃい♡」感を出してしまうと、
「そんじゃ殴らせてもらいますわ」てなもんで思いっきり強打を振るわれてしまうわけです。
それを正面から受けてしまうサリド。
当たれば当然倒されます。
単純な話。
でもね、回復力が凄い。
2Rにサリドが奪われたダウンは強烈で、ゴングに救われなければ多分終わっていた。
ところが3Rのゴングが鳴るとフレッシュになって向かっていきましたからね。
ゴーキャットジムは驚いたというか気圧されたのではないでしょうか。
タフというより何があっても折れない頑強なメンタルが相手を追い込む。
顔も不気味ですし、攻防のスキルも筋金入り。
誰であってもこいつとやるのはやだろうなと、うん、再確認した次第。
ライト級あたりでもやれそうですね。
テレンス・クロフォードにぶつけてみたらどうでしょう。
凄い試合になりそうな気がするのですが。
ゴーキャットジムは2006年のファン・マヌエル・マルケス戦以来のKO負け。
メジャータイトルマッチではいつも強打を空回りさせられているイメージがありましたがこの試合のように噛み合えばポテンシャルを発揮出来るようですね。
正直すぎる試合ぶりは出世を妨げたのかもしれませんが、やっぱハードヒッターは魅力がありますね。
サリドには負けましたが商品価値は逆に上がったのでは?
そういえば粟生は上手くゴーキャットジムを捌いていたっけ。
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