ウェーディングツールであるウェーダーやブーツは消耗品だ。
僕の使い方では2シーズン程度でボロになり買い替えなければならない。
ゴアテックス製などハイスペックなものも寿命ということで言えばハイコスパ商品と大差ない。
使用感が良いというだけの話。
だからコストを抑えたいと思っているアングラーは多いだろう。
渓流釣りは特に消耗が激しく、頻繁に渓に赴くアングラーはウェーダーの寿命の短さに泣かされているのではないか。
僕もそんな一人なのでハイコスパを狙って探索しているのだが、うーん、なかなかこれはというモノがない。
特にブーツがね。
こいつがダメだと怪我に繋がるので安易に妥協できない。
要は安全に遡行できて、そこそこの耐久性があって安ければ良いのだが、一般的なウェーディングブーツにそんな都合の良いものはない。
で、鮎タビどうかなと。
試しに買ってみた。
エクセルというメーカーのFP-5770
一応ウェットシューズとなっているが鮎釣りカテゴリー内なので鮎タビだ。
普通の鮎タビとの違いは紐があることくらい。
めっちゃ軽い。
そして柔らかい。
ブーツとは別物であることがわかる。
正にタビという感じ。
ジッパーを下ろすと脱着が楽になる。
下ろさないと紐緩めてもキツキツ。
ネオプレーン(クロロプレーン?)製なのでタイトにフィットさせないと腰砕けてしまって危ないからね。
グラベルガードが付いている。
ウェーダーにもあるので不要だが縫い込まれているで取り外せない。
この鮎タビ、実際に渓流釣行時に履いているが、特に問題なく使えている。
柔らかいので最初違和感があったがすぐ慣れた。
安全性(石の上で滑るかどうか)は及第点を付けても良いのではないか。
ただ足裏がちょっと痛いかな。
柔らかいので石の上でソールと一緒に足も変形させられているからだろう。
足つぼされながら歩いている感じだろうか。
とりあえず実用上不都合はないのでもう少し様子を見て継続使用するかどうか判断したい。
因みにコストは4Kちょい。
だから失敗だったとしてもそれほど痛くない。
スズキ釣りに関しては今シーズンから可能な限りウェーディングエントリーを避けることにしている。
陸っぱり釣行が可能ならばそうするということ。
実際、陸っぱりのみでなんとかなっている。春に関してはね。
ただ藪漕ぎは避けられないので普段着というわけにはいかない。
で、使ってないボロウェーダーのソックスをちょん切ってサロペットにして使っている。
ウェーダーって藪漕ぎ時になかなか都合が良いからだ。
水漏れが激しいので本来の使い方はできないがサロペットとしては十分機能している。
ボロウェーダーのこういう使い方があったのかと感心。
捨てなくて良かった。
クロロプレーンのソックスを接合部の1cm手前で切断した。
グラベルガードが良い感じで機能してくれる。
ラバーブーツを履くことで20cm程度の水深なら水にも入れるので都合良し。
サロペット+ラバーブーツ。
ウェーダーとブーツを使わないことで消耗を避けることができ結果的にコストダウンに繋がるはずだ。
支度や片付けも楽だし釣行後のウェーダーの水洗いをしなくて良いので時短にもなって満足している。