Date: 2013-12-07
Where: Porsche Arena, Stuttgart,
Baden-Württemberg, Germany
Division: middleweight (160 lbs, 72.6 kg)
Title: IBF middleweight titleFelix Sturm (38-3-2, 17 KOs)
vs
Darren Barker (26-1-0, 16 KOs)
Result: Felix Sturm def. Darren Barker (TKO at 2:09, round 2)
村田涼太の現在の立ち位置を確認するのにマッチアップデータを参考にしてみる。
まあ所謂机上の空論。
村田のプロ第1戦、
vs.柴田明雄(東洋太平洋ミドル級タイトルホルダー)○2RTKO
柴田 vs.渕上誠 ○TD9R
渕上 vs.佐藤幸治 ○TKO9R
佐藤 vs.フェリックス・シュトルム ●7TKO
体格的には180cmくらいで皆同じなのですが、
パワー(体幹の強さの方かな)を個々に比較すると、
シュトルムと村田にアドバンテージを感じます。
シュトルム-佐藤を観ると、ジャブの差し合いでシュトルムが
佐藤を圧倒しているのがわかりますからね。
シュトルムのジャブが左ストレートくらいの威力に感じてしまう。
それはスキルよりフィジカルで違いを作っている感じ。
そして身体のキレの違いも一目瞭然。
ミドル級あたりの日本人ボクサーは身体の大きさでは遜色ありませんが、
体力と身のこなしで明らかに劣っている。
唯一の例外は村田です。
先日のピーターソン戦を観ていても感じましたが、彼にはパワーがありますよね。
村田のパワーはトップレベルと比較してみてどうだろう?
ベンチマークする対象はゴロフキンではないですよね。
僕はシュトルムではないかと。
今回、シュトルムのフィジカルの強さにフォーカスしてバーカー戦を観ました。
同時に村田とシュトルムを比較しながらね。
まあ必要充分なパワーと表現したくなります、
シュトルムを観ていると。
本来はスキルの高さをストロングポイントにしているのでしょうけど、
フィジカルもそれなりに強い。
そしてブロッキング中心のディフェンスルーティン。
ジャブをよく突きますからオフェンスの組み立てもスムーズ。
攻守のバランスがいいですよね。
デラホーヤと接戦を演じてボクシングファンを驚かせたのが2004年、
それから24戦して2敗しかしていないのですからやはり実力者です。
必要充分なパワーと堅実なブロッキングを特徴とする攻守のバランスへの気配り、
村田が目指すべき道はシュトルムが示しているように思うのですがどうでしょう?