WOWOWで鑑賞。
死後の世界をテーマにするというと、妙に重くて取っ付き難いモノかあるいは逆に俗なモノかどっちかだろうという先入観がありましたが、この映画が描いているのは身近な人の死と向き合うことの意味だと思われるので所謂あちらの世界に関しては曖昧ぼかした表現に留めており、おかげで興味を失わずに最後までみることができました。
国籍の異なる3人(マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、ジョージ・マクラレン)を別々に描きながら最後に交差させるという展開は割りと早い段階で読めてしまいますが、期待を裏切らず想像通りの展開で安心して観る事が出来ました。
冒頭の津波シーン以外は淡々とストーリーが進みますが、主人公3人が急激に交流するクライマックスで一気に盛り上がるかと思いきや、尻切れトンボのようなエンディングがやや拍子抜けでした。
ジョージ・マクラレンが自立する様子は解るのだが、マット・デイモンとセシル・ドゥ・フランスの関係に無理があるようなないような曖昧なままエンドロールが流れ出す感じでしたね。
まあ、でも最近観た映画の中では一番面白かったかな。
マット・デイモンの朴訥とした感じが良い。